国語指導についてのご報告とお詫び
いつも、ときわの塾の学習にご理解・ご協力をいただきありがとうございます。
本日は、当塾における国語指導の方針について、これまでの経緯と今後の考え方をお伝えするとともに、お詫びを申し上げます。
私はこれまで、自分の子どもや、指導方針にご納得いただいたお子さんには、国語の授業で次のような学習を中心に行ってきました。
- 音読
- 書写
- 要約
- 文の決まりの体得(主語・述語・飾り言葉・助詞・つなぎ言葉・こそあど言葉など)
- 語彙の意味を自分で調べること
- 言い換え表現
- 漢字
そして、これらの基礎が身についてから、ようやく「テストで点を取るための解答の技術」に進む、という順番を大切にしてきました。
一方で、いわゆる「国語の指導」というと、多くの場合は最初からテスト形式の問題を解かせるイメージが強く、上記のような地味な基礎学習の大切さを保護者様にお話ししても、なかなかご理解いただけないことが多くありました。
そのため、保護者の方のご期待に応えようとして、私自身も納得しきれないまま、テストのような問題を用いた指導に比重を置いてしまった時期があります。
しかし、やはり「結果が出る・出ない」ということを長い目で見たときに、テスト形式の問題による指導だけでは、国語の力は十分には伸びないという結論に至りました。
例えば、サッカーで試合ばかりして本当に上手くなるのか。
楽器で発表会ばかりして、本当に演奏が上達するのか。
多くの方が、この問いには首をかしげられると思います。
どんな分野でも、いちばん大切なのは、地味であっても基礎的な練習を積み重ねることです。
その土台があってはじめて、応用や実戦に転用できます。
国語だけが「基礎を抜きにして、いきなり応用(テスト問題)に取り組んでもよい教科」のように扱われていることに、私は強い違和感を覚えています。
実際、幼いころから精読でじっくり本を読み、ことばと丁寧に向き合ってきたお子さん以外には、国語のテストで安定して点数をとることは簡単ではありません。
だからこそ、本来は「読書や精読」「文やことばの仕組み」「語彙や漢字」といった基礎をしっかり積む必要があると考えています。
そのため今後は、これまで自分の子どもや一部の塾生に行ってきたように、私自身が本当に役に立つと考えている方法で、国語を指導していくことにいたしました。
音読・書写・要約・文の決まり・語彙・言い換え・漢字といった基礎を中心に据え、そのうえで必要な段階になってから、テスト問題を使った解答技術へと進む、という流れを明確にします。
これまで、テストのような国語の問題を中心に指導してきた塾生のみなさんには、私の方針がぶれてしまったことを、心よりお詫び申し上げます。
なお、「国語のテストのような問題」がまったく不要だと考えているわけではありません。
国語の点数をチェックしたり、入試問題の形式に慣れたりするためには、テスト形式の問題も重要な教材です。
今後は、それらを「力を測るための道具」「本番形式に慣れるための練習」として位置づけたうえで、あくまで基礎力の育成を優先して指導してまいります。
ときわでは、目先の点数だけを追うのではなく、将来にわたって役に立つ国語の基礎力を育てることを大切にしていきたいと考えています。
今後とも、ご理解とご協力を賜れましたら幸いです。

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