算数・数学の成績が上がらない原因|「解けた」を本当の力に変える方法
この記事の内容
算数・数学は、教えてもらった直後に一度解けただけでは、まだ自分の力になったとは限りません。時間を空けても一人で解ける状態へ変えるために、途中式、間違いの確認、戻り学習など、ときわの塾が大切にしている指導を解説します。

「家では解けていたのに、テストになると間違えます」
「教えてもらった問題は解けるのに、少し形が変わると分かりません」
「勉強しているはずなのに、算数や数学の成績が安定しません」
ときわの塾では、保護者の方からこのようなご相談をいただくことがあります。
算数や数学の成績が上がらないと、問題を解く量が足りないと思われるかもしれません。
しかし、子どもの解き方を確認すると、問題数だけではない原因が見つかることがあります。
それは、教えてもらった直後に一度解けたことで、「できるようになった」と判断してしまうことです。
説明を聞きながら解けることと、後日、何も見ずに一人で解けることは同じではありません。
ときわの塾が大切にしているのは、一度解けた問題を、次も自分の力で解ける状態にすることです。
教えてもらった直後は、誰でも解きやすくなります
先生から説明を聞いた直後は、解き方が頭に残っています。
どの式を使うのか。
どこに補助線を引くのか。
どの公式を当てはめるのか。
何から考え始めるのか。
こうした手掛かりを教えてもらった直後であれば、問題を解きやすくなります。
しかし、翌日や数日後に同じ問題を出すと、手が止まる子がいます。
また、数字や聞かれ方が少し変わっただけで、別の問題だと思ってしまう子もいます。
この場合、その場では答えを出せていても、解き方を自分のものにできたとはいえません。
算数や数学の成績を安定させるには、説明を聞いた直後の「解けた」を、後日一人でも解ける状態に変える必要があります。
答えが合っていても、理解できているとは限りません
算数や数学では、答えが合っていることは大切です。
ただし、正解だけを見ても、どのように解いたのかは分かりません。
例えば、正解していても、
- 先生が書いた式をそのまま真似した
- 覚えていた数字を公式に当てはめた
- 途中の意味は分からないまま計算した
- 選んだ式が偶然合っていた
- 前に見た問題と数字が似ていたため解けた
ということがあります。
そのため、ときわの塾では、答えだけでなく解くまでの過程を確認します。
「なぜこの式にしたのか」
「この数字はどこから出てきたのか」
「最初に何を考えたのか」
「数字が変わっても同じ方法を使えるか」
こうした確認をすると、本当に理解できている部分と、まだ曖昧な部分を分けられます。
「分かった」と「一人で使える」の間に練習が必要です
説明を聞いて「分かった」と感じること自体は悪くありません。
問題は、分かった直後に学習を終えてしまうことです。
算数や数学では、次のような段階があります。
- 説明を聞けば分かる
- 手本を見ながら解ける
- 何も見ずに同じ問題を解ける
- 数字が変わっても解ける
- 聞かれ方が変わっても解き方を選べる
テストで必要になるのは、先生の説明がない状態でも、自分で解き方を選んで答えを出す力です。
そのため、ときわの塾では、指導を受けながら解けた問題を、そのまま終わりにはしません。
手本を閉じて、もう一度自分で解く。
時間を空けてから、同じ考え方を使う問題に取り組む。
どの解き方を使うか自分で判断する。
ここまで確認して、初めて「自分で使える状態」に近づきます。
成績が上がらない子は、解き方が毎回変わることがあります
算数や数学が安定しない子を見ていると、同じ種類の問題でも、毎回違う方法で解こうとすることがあります。
前回教わった方法を使わず、その場で思いついた計算を始める。
図を使うように伝えても、次の問題では頭の中だけで考える。
途中式の書き方を確認しても、しばらくすると元の自己流へ戻る。
このような状態では、問題が解けたとしても、その成功を次の問題へつなげられません。
算数や数学で必要なのは、毎回新しい方法を思いつくことではありません。
教わった基本的な考え方を、似た問題でもう一度使うことです。
ときわの塾では、子どもが教わった方法を実際に使っているかまで確認します。
「説明は聞いた」で終わらせず、「自分でも使えた」まで進めます。
途中式は、自分の解き方を再現するために書きます
途中式を書かず、頭の中だけで計算しようとする子もいます。
簡単な計算であれば、それでも正解できることがあります。
しかし、問題が複雑になると、
- どこまで考えたのか分からなくなる
- 符号や数字を間違える
- 間違えた場所を見つけられない
- 前回と同じ順番で解けない
ということが起こります。
途中式は、先生に見せるためだけに書くものではありません。
自分が何を考え、どの順番で答えまで進んだのかを残すためのものです。
道筋を残しておけば、間違えた場所を確認できます。また、正解したときの解き方を、次の問題でも使いやすくなります。
ただ「途中式を書きなさい」と注意するだけでは、子どもは必要性を感じにくいものです。
そのため、ときわの塾では、途中式を使って間違えた場所を一緒に確認し、書くことが自分の助けになると分かるように指導しています。
間違えた原因を確認しなければ、問題数を増やしても変わりません
算数や数学の成績が上がらないと、問題をたくさん解かせようとしがちです。
しかし、間違えた原因を確認しないまま次の問題へ進むと、同じ間違いを繰り返します。
例えば「計算ミス」といっても、原因は一つではありません。
- 筆算の位がそろっていない
- 数字を小さく書きすぎている
- 途中式を省略している
- 符号を確認していない
- 暗算で一度に処理しようとしている
- 分数や小数の計算が定着していない
原因が違えば、直し方も変わります。
「次は気をつける」だけでは、具体的に何を変えるのかが分かりません。
ときわの塾では、子どもが解いている様子を見て、起きている事実を確認します。
そのうえで原因を考え、次の問題では何を変えるのかを決めます。
問題数を増やす前に、同じ間違いを繰り返している原因を見つけることが必要です。
今の単元が分からないとは限りません
算数・数学は、前に習った内容の上に新しい内容が積み重なっていく教科です。
中学生が方程式で困っているように見えても、実際には分数の計算で止まっていることがあります。
割合の文章題が解けない子が、割合の公式ではなく、問題文に書かれた数量の関係を整理できていないこともあります。
今取り組んでいる単元を何度練習しても改善しない場合は、もっと前の内容に原因があるかもしれません。
ときわの塾では、学年だけで学習内容を決めません。
どこまでは一人でできるのか。
どの問題から手が止まるのか。
計算で困っているのか、言葉の意味で困っているのか。
実際の解き方を確認し、必要なところまで戻ります。
戻ることは、学習が遅れることではありません。
分からない部分を残したまま先へ進むよりも、原因となっている部分を直した方が、その後の学習を進めやすくなります。
文章題では、計算の前に考えることがあります
「計算問題はできるのに、文章題になると解けない」という子もいます。
文章題では、計算を始める前に、
- 何が分かっているのか
- 何を求めるのか
- どの数量とどの数量が関係しているのか
- どの順番で考えるのか
を整理する必要があります。
ところが、文章を読んですぐに、書かれている数字を使って計算を始める子がいます。
これでは、一度偶然正解できても、別の問題で同じ考え方を使えません。
ときわの塾では、公式を選ぶ前に、問題文を最後まで読み、分かっていることと求められていることを整理します。
必要に応じて、図や表に表します。
文章から数量の関係をつかみ、それを式に変えるところまでが文章題の学習です。
「解けた」を本当の力に変えるために確認すること
算数や数学の成績を安定させるために必要なのは、一度正解することだけではありません。
ときわの塾では、次の点を確認します。
- 答えだけでなく、解いた過程が残っているか
- なぜその式を使ったのか説明できるか
- 教わった方法を、何も見ずに使えるか
- 数字や聞かれ方が変わっても解けるか
- 間違えた原因を自分で確認できるか
- 必要な場合は前に習った内容へ戻れているか
一問解けたことを、その場だけの成功で終わらせない。
次の問題でも、テストでも、一人で同じ考え方を使えるようにする。
これが、ときわの塾が大切にしている「再現できる力」です。
算数・数学の成績を変えるのは、点数につながる行動です
算数や数学の成績が上がらないとき、問題数を増やすことが必要な場合もあります。
ただし、解き方や間違え方が変わっていなければ、同じ間違いを繰り返すだけになることがあります。
問題文を最後まで読む。
途中式を残す。
教わった方法を使う。
間違えた原因を確認する。
必要なところまで戻る。
説明を聞いた問題を、何も見ずにもう一度解く。
こうした行動が定着すると、教えてもらった一問が次の問題へつながるようになります。
ときわの塾は、点数だけを追いかける塾ではありません。
点数につながる行動を育てる塾です。
西宮市で算数・数学の学習にお困りの保護者の方へ
ときわの塾は、西宮市で算数・国語を中心に指導している、少人数個別対応の学習塾です。
教材の丸つけだけでなく、子どもがどのように問題を読み、どのように式を作り、どこで手が止まっているのかを見ながら指導しています。
ご自宅でも、正解か不正解かだけでなく、次の点をご覧ください。
途中式を残しているか。
間違えた理由を確認しているか。
教えてもらった方法を次の問題でも使っているか。
数日後に一人でも解けるか。
その場では解けていても、同じような問題で毎回困っている場合は、「解けた」がまだ自分の力になっていない可能性があります。
どこまで理解できていて、どこから一人では使えなくなっているのかを確認することが、改善の出発点になります。
算数・数学の学習方法にお困りの場合は、いつでもご相談ください。

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