【西宮市】勉強に自信がない子が苦しむ理由|自分で作った「できる子のイメージ」と比べていませんか?
ときわの塾先生のブログ

ときわの塾では、点数だけを見るのではなく、子どもたちがどのように考えて学習しているかを大切にしています。
子どもたちと話していると、
「どうせ自分には無理」
「自分は勉強が苦手だから」
と、挑戦する前から自信をなくしている子に出会うことがあります。
また、保護者の方からも、
「間違えることをすごく嫌がります」
「説明したら分かるのに、自分ではできないと思っています」
「すぐに『無理』と言ってしまいます」
という相談を受けることがあります。
その原因は、本当に能力が足りないからなのでしょうか。
今まで多くの子どもたちを見てきて、気づいたことがあります。
それは、勉強に自信をなくしている子の中には、実際の「できる子」ではなく、自分の頭の中で作り上げた「完璧なできる子」と比べて苦しんでいることがあるということです。
頭の中にいる「完璧なできる子」
勉強に自信がない子と話していると、こんなイメージを持っていることがあります。
勉強ができる子は、
・計算は全部暗算でできる
・途中式や筆算を書かなくても間違えない
・1回読めばすぐ覚える
・一度覚えたことは忘れない
・文章題は読んだ瞬間に理解できる
・図や線分図を書かなくても解ける
・見直ししなくても間違えない
・うっかりミスもしない
そんな特別な存在だと思ってしまうことがあります。
もちろん、得意不得意の差はあります。
理解が早い子もいます。
しかし、長く子どもたちを見てきましたが、何もせずに全部できるような子を私はほとんど見たことがありません。
成績が良い子も、途中式を書きます。
忘れたら確認します。
分からなければ考え直します。
間違えた問題をやり直します。
「できる子」は、失敗しない子ではなく、できるようになるための行動をしていることが多いのです。
「できる子のマネ」をして失敗してしまう
問題なのは、自分で作った完璧なイメージを目標にしてしまうことです。
「できる子は暗算しているはず」
と思って途中式を書かない。
「できる子は1回で理解するはず」
と思って確認や質問をしない。
「できる子は見直しをしないはず」
と思って確認をしない。
でも、それは本当に伸びる子の行動でしょうか。
実際には、成績が伸びる子ほど「できるようになるための行動」を積み重ねています。
できる子の結果だけを見て、そこまでの過程を見落としてしまうと、反対に成長から遠ざかってしまいます。
本当の差は、できなかった後にあります
点数を取る子は、
「1回で全部理解すること」
を目標にしているわけではありません。
間違えた時に、
どこで間違えたのか。
何を勘違いしていたのか。
次に何を変えればいいのか。
そこを考えています。
勉強で大切なのは、最初から完璧にできることではありません。
できないところを見つけ、原因を考え、改善していくことです。
この積み重ねが、少しずつ力になっていきます。
自分の良いところまで見えなくなることがあります
自信をなくしている子ほど、自分に足りない部分をよく見ています。
でも、指導している側から見ると、
「ここはすごく良いところなのに」
と思う部分を持っていることがたくさんあります。
丁寧に考えられる。
説明を素直に聞ける。
時間をかけて取り組める。
一度理解したことを大切にできる。
子どもによって良い部分は違います。
しかし、自分で作った「完璧な誰か」と比べ続けると、自分が持っている力まで見えなくなることがあります。
努力する場所を一緒に見つける
ときわの塾では、
「もっと頑張りなさい」
だけで終わらせるのではなく、
その子がどこで止まっているのか。
何を変えれば前に進めるのか。
そこを見ることを大切にしています。
できない理由を探すためではありません。
できるようになる方法を探すためです。
必要なのは、完璧な誰かになることではありません。
今の自分が、次に何を改善すれば前に進めるのか。
そこを一緒に探していきたいと思っています。
次回
「当塾の誤った判断」に続きます。


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