【漫画で解説】【西宮市】中学受験の宿題が終わらない子へ|努力を増やす前に確認したいこと

「毎日、一生懸命取り組んでいるのに宿題が終わりません」
「夜遅くまで勉強しているのに、成績にもつながっていない気がします」
中学受験の勉強をしているご家庭では、このような悩みが出てくることがあります。
お子さまは頑張っている。
保護者の方も、何とか終わらせようと支えている。
それでも宿題が終わらない日が続くと、
「集中力が足りないのでは?」
「もっと速く解かせた方がいい?」
「このまま受験勉強を続けて大丈夫?」
と心配になるのではないでしょうか。
しかし、宿題が終わらないという結果だけを見て、努力不足や集中力の問題だと決めることはできません。
まず確かめたいのは、勉強時間の長さではなく、宿題に取り組んでいるときの行動です。
宿題が終わらない原因は一つではありません
中学受験の宿題に時間がかかる原因には、いくつかの可能性があります。
例えば、
・問題文を何度も読み直している
・分からない問題で長時間手が止まっている
・解き方を思い出せず、最初からやり直している
・途中式を残さないため、間違えた場所を探せない
・直し方が分からず、答えを書き写している
・今の理解度に対して問題が難しすぎる
・宿題の量が、生活時間に合っていない
といった状態です。
同じ「宿題が終わらない」でも、原因によって必要な対応は変わります。
問題文を読めていない子に、計算練習だけを増やしても解決しません。
基本の解き方が身についていない子に、「もっと速く解きなさい」と言っても難しいでしょう。
宿題の量そのものが生活時間に合っていない場合は、取り組み方だけでなく、量や優先順位の調整も必要です。
だからこそ、最初から「もっと頑張る」と決めるのではなく、どこで時間がかかっているのかを確かめることが大切です。
真面目な子ほど苦しくなることがあります
宿題が終わらない子が、怠けているとは限りません。
むしろ、真面目な子ほど、出されたものをすべて終わらせようとすることがあります。
分からない問題があっても飛ばせない。
途中で切り上げることに不安を感じる。
眠くなっても、終わるまで続けようとする。
その結果、
夜遅くまで宿題をする
↓
睡眠時間が短くなる
↓
翌日の集中力が下がる
↓
さらに宿題に時間がかかる
という流れになることがあります。
この状態で必要なのは、「もっと頑張ろう」という言葉だけではありません。
すでに頑張っている子には、努力を増やすよりも、努力の使い方を見直す必要があります。
最初に「どこで時間がかかっているか」を見ます
ときわの塾では、宿題が終わらないとき、すぐに量だけを増減するのではなく、まず学習中の行動を観察します。
例えば、次のような点です。
問題文を最後まで読めているか
数字だけを拾って式を作っていると、条件を見落として解き直しが増えることがあります。
速く読むことより、何を聞かれているのかを確認できているかを見ます。
解き方を自分で思い出せるか
授業中にはできても、宿題になると最初の一手が分からない場合があります。
これは、説明を聞いて分かった状態と、一人で使える状態が分かれている可能性があります。
分からない問題で止まり続けていないか
考えているように見えても、実際には何から始めればよいか分からず、手が止まっていることがあります。
「どこまで分かった?」
「何を求める問題?」
と確認すると、止まっている場所が見えてきます。
間違えた原因を確かめられているか
答え合わせで丸とバツをつけるだけでは、同じところで時間がかかることがあります。
計算を間違えたのか、条件を読み落としたのか、解き方を思い出せなかったのかを分けます。
宿題の内容と量が合っているか
必要な練習だからといって、今の理解度や生活時間に合っているとは限りません。
全部を同じように繰り返すより、必要な問題を選んだ方がよい場合もあります。
「全部終わらせる」ことだけを目標にしない
宿題には、授業で教わったことを練習し、自分の力に変える役割があります。
そのため、宿題を終わらせること自体が目的になると、本来の意味が薄れてしまいます。
答えを見ながら空欄を埋める。
分からないまま式を書き写す。
間違えた問題を、答えだけ直して終わる。
これでは、宿題のページは埋まっても、次に同じような問題を一人で解けるとは限りません。
大切なのは、宿題を何ページ終えたかだけではなく、
・教わった方法を自分で使えたか
・分からない場所を明確にできたか
・間違えた原因を確認できたか
・何も見ずにもう一度解けたか
・別の問題でも使えたか
を確かめることです。
ときわの塾では、その場で正解しただけで「できるようになった」とは判断しません。
先生が隣にいなくても、もう一度自分でできるかを見ます。
ご家庭では時間を区切って観察してみてください
宿題が終わらないときは、すぐに注意したり、横について全部教えたりする前に、まず15分程度、取り組み方を見てみてください。
確認したいのは、問題数ではなく次のような事実です。
・何分くらいで手が止まったか
・問題文を最後まで読んだか
・途中式や図を残しているか
・どの問題で時間がかかったか
・答え合わせのあと、何を直したか
・分からない部分を言葉にできたか
そのうえで、
「どうしてこんなに遅いの?」
ではなく、
「どの問題から難しくなった?」
「どこまでは自分で分かった?」
と聞いてみてください。
原因が分からないまま勉強時間だけを増やすより、変える行動を一つ見つける方が、次の学習につながります。
宿題の量を調整することも逃げではありません
宿題には学力を定着させる大切な役割があります。
そのため、「終わらないなら減らせばよい」と単純に考えることもできません。
一方で、睡眠時間を削り、理解できない問題を毎日抱えたまま続けることが、必ずしもよい努力になるとは限りません。
まず、宿題に時間がかかる原因を確認する。
必要な基本へ戻る。
優先して取り組む問題を決める。
そのうえで必要なら、宿題を出している先生や塾へ、取り組み時間や進み方を具体的に伝えて相談します。
「宿題が多いです」だけでなく、
「算数の文章題で30分ほど手が止まります」
「解説を読めば分かりますが、翌日は一人で解けません」
と事実を伝えると、対応を考えやすくなります。
ときわの塾が大切にしていること
ときわの塾は、宿題をたくさん終わらせることだけを目指している塾ではありません。
学習中の行動を塾長が直接見ながら、
観察する
↓
起きている事実を整理する
↓
時間がかかる原因を確かめる
↓
必要な行動を一つ改善する
↓
一人でもできるか確かめる
という順番で考えます。
例えば、問題文の読み落としが原因なら、最後の条件に印をつけてから式を考える。
解き方を思い出せないなら、できるところまで戻り、説明を閉じて解き直す。
同じ計算ミスを繰り返すなら、途中式を残して間違えた場所を確認する。
このように、原因に合った行動へ変えることが必要です。
宿題が終わらないのは、頑張りが足りないからとは限りません
中学受験の宿題が終わらないとき、お子さまが努力していないと決める必要はありません。
すでに十分頑張っているからこそ、一度立ち止まり、
「どこで時間がかかっているのか」
「今、何を一人でできるのか」
「次に変える行動は何か」
を確認してみてください。
受験勉強では、量に取り組むことが必要な時期もあります。
しかし、量を力に変えるためには、問題を読み、考え、間違いを直し、もう一度自分で解くという「学ぶ土台」が必要です。
まずはご自宅で、宿題にかかった時間だけでなく、どの問題で、どのように手が止まっているかを確認してみてください。
ご家庭だけでは原因を整理するのが難しそうな場合は、いつでもご相談ください。
宿題で取り組んだことを自分の力に変える「学ぶ土台」については、こちらで詳しくご紹介しています。


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