社会の答え合わせで答えだけを覚える子へ|問題文を読まないと点数につながらない理由
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社会の答え合わせで正しい用語を書き直していても、問題文を読まずに答えだけを覚えていると、テストでは使えません。問題と正解を結びつけて覚えるための答え合わせを、ときわの塾が解説します。

「社会の用語は覚えているはずなのに、テストになると答えられません」
「一度間違い直しをした問題を、また間違えています」
中学生や中学受験をする小学生の学習を見ていると、このような状態になることがあります。
本人は、答え合わせも間違い直しもしています。
ノートや問題集を見ると、間違えた答えを消し、正しい答えも書かれています。
それでも、同じ内容を少し違う聞き方で出されると答えられません。
このような子は、社会を覚えられないのではありません。
問題文を読まずに、正解の言葉だけを覚えていることがあります。
社会の答え合わせで最初に確認すること
社会の答え合わせでは、解答を見ながら一問ずつ正誤を確認します。
ここで大切なのは、自分では正解だと思っている問題も、必ず解答と照合することです。
子どもが自分の判断だけで丸を付けると、間違えた答えを正解だと思い込んでしまうことがあります。
特に社会では、
- 漢字を間違えている
- 人名や地名を混同している
- 似た用語を取り違えている
- 出来事の順番が違っている
- 理由と結果が逆になっている
といった間違いがあります。
内容が近いから正解だろうと判断し、間違った知識を必死に覚えてしまうこともあります。
まずは、自分の答えと正解を一問ずつ正確に照合する必要があります。
問題文を読まず、答えだけを書き直していないか
間違い直しをするときに、問題文をほとんど読まず、解答欄に正しい言葉だけを書く子がいます。
例えば、解答が「鎌倉幕府」だった場合、「鎌倉幕府」と書き直すことだけで答え合わせを終えます。
しかし、その問題が、
- 誰が開いた幕府なのか
- どこに開かれた幕府なのか
- 何年に始まった幕府なのか
- どのような仕組みを持つ政権なのか
によって、覚えるべき内容は変わります。
正解の言葉だけを覚えても、何を聞かれたときに使う答えなのかが分からなければ、次の問題では使えません。
「45」だけを覚えても、九九は使えない
これは、九九で考えると分かりやすくなります。
5×9の答えは45です。
しかし、「45」という数字だけを覚えても、何と何を掛けた答えなのかが分からなければ、九九を覚えたことにはなりません。
社会も同じです。
用語だけを覚えていても、
「どの出来事について聞かれているのか」
「どの時代の話なのか」
「どの条件から、その答えになるのか」
が分からなければ、テストで正解できません。
社会では、用語と問題文をセットにして覚える必要があります。
間違えた問題は、問題文を最低3回読む
ときわの塾では、社会の問題を間違えたとき、正しい答えを書く前に問題文を最低3回読むように伝えています。
1回目は、何について聞かれているのかを確認します。
2回目は、答えを判断するための言葉や条件を探します。
3回目は、問題文と正しい答えがどのようにつながっているかを確認します。
その後で、正しい答えを書きます。
大切なのは、「3回読んだ」という回数ではありません。
正しい答えを書く前に、
- 何を聞かれた問題だったのか
- 自分は何を読み落としたのか
- どの言葉から答えを判断できたのか
を確認することです。
問題文を読まずに正解を書き写すよりも時間はかかります。
しかし、この時間が社会の勉強になります。
少し聞き方が変わると答えられない理由
問題文を読まずに答えだけを覚えている子は、同じ形式の問題なら答えられることがあります。
ところが、聞き方や資料が少し変わると、覚えた知識を使えません。
例えば、最初の問題では人物名を聞かれ、次の問題ではその人物が行った政策を聞かれることがあります。
人物名だけを覚えていると、政策とのつながりが分かりません。
社会で必要なのは、たくさんの言葉をばらばらに覚えることではありません。
人物、出来事、時代、場所、理由、結果を少しずつ結びつけることです。
答え合わせのときに問題文まで読み直すことで、このつながりを確認できます。
正解した問題も解答と照合する
間違えた問題だけでなく、正解したと思っている問題も解答と照合します。
偶然正解している場合や、理由を理解しないまま答えている場合があるからです。
例えば、二つの選択肢で迷い、たまたま選んだ答えが正解だったとします。
丸が付いているだけでは、本人も周囲も「理解できている」と判断してしまいます。
しかし、次に同じ知識を違う形で問われると、答えられない可能性があります。
答え合わせでは、正解か不正解かだけでなく、
「なぜ、その答えを選んだのか」
も確認する必要があります。
社会が苦手なのではなく、答え合わせが作業になっている
社会の点数が伸びないと、暗記が苦手だと考えられることがあります。
もちろん、覚える量が不足している場合もあります。
しかし、時間をかけて勉強しているのに同じ間違いを繰り返す場合は、答え合わせの行動を確認してみる必要があります。
- 問題文を読んでいるか
- 自分の答えと解答を正確に照合しているか
- 何を聞かれた問題なのか確認しているか
- 正しい答えだけを書き写していないか
- 問題と答えを結びつけて覚えているか
ここが変わらないまま問題数だけを増やしても、覚えた用語がばらばらに残ってしまいます。
答え合わせを、次の得点につながる勉強にする
答え合わせは、問題集に丸を増やすための作業ではありません。
間違えた問題を使って、
「何を聞かれていたのか」
「なぜ、この答えになるのか」
「自分はどこを読み落としたのか」
を学ぶ時間です。
問題文を読まずに正解だけを書けば、間違い直しは早く終わります。
しかし、それではノートに正解が残るだけで、本人の中に知識のつながりが残りません。
問題文を読み、問われている内容を確認し、正しい答えと結びつける。
この答え合わせを続けることで、覚えた知識を次の問題で使えるようになります。
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