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2026年7月10日

褒めているのに子どもが伸びないと感じる方へ|結果を次の行動につなげる声掛け

ときわの塾先生のブログ

「頑張ったね」「すごいね」と褒めているのに、次の勉強にはつながらない。

良い点数を取ったときは喜ぶけれど、しばらくすると元の勉強の仕方に戻ってしまう。

そのようなときは、褒め方が足りないのではなく、何が良かったのかがお子さんに伝わっていないのかもしれません。

大切なのは、結果だけを褒めることではありません。

良い結果につながった行動を一緒に見つけ、お子さん自身が「次もこうすればよい」と分かるようにすることです。

褒める言葉を、次の成長につなげるにはどうすればよいのか。ときわの塾が解説します。


対象となる保護者様

この記事は、次のようなお子さんの保護者様に向けて書いています。

  • 褒めても自信がついているように見えない
  • 良い点数を取っても、勉強の仕方が元に戻ってしまう
  • 「すごいね」と伝えても反応が薄い
  • 結果が悪いと、すぐに自信をなくしてしまう
  • どのような声を掛ければ成長につながるのか分からない

「もっと褒めた方がいいですか」と相談されることがあります

保護者様から、このようなご相談をいただくことがあります。

「うちの子は自信がないので、もっと褒めた方がいいでしょうか」

「褒めているつもりですが、あまり嬉しそうにしません」

「良い点数を取ったときは褒めていますが、次のテストではまた同じミスをします」

もちろん、お子さんの頑張りを認めることは大切です。

しかし、私は褒めること自体を目的にはしていません。

大切なのは、お子さんが、

「自分のどの行動が良い結果につながったのか」

を理解できるようにすることです。


「100点、すごいね」だけでは、できた理由が残りません

例えば、100点を取ったお子さんがいたとします。

100点という結果は、もちろん素晴らしいものです。

保護者様が、

「100点、すごいね」

「よく頑張ったね」

と伝えたくなるのも当然です。

ただ、それだけでは、お子さんの中に「100点を取れた理由」が残らないことがあります。

本人が、

「今回は簡単だったから」

「たまたま間違えなかっただけ」

と受け止めてしまえば、自信にも次の行動にもつながりません。

また、次のテストで点数が下がると、

「やっぱり自分はできない」

と考えてしまうこともあります。

結果だけを褒めると、結果が良いときにしか自分を認められなくなる可能性があるのです。


私が伝えるのは「100点につながった行動」です

100点を取ったお子さんに、私はこのように声を掛けることがあります。

「100点につながったな」

「言われたことを続けて、行動を変えたもんな」

「何より、前より字が丁寧になったのが良かったわ」

私が見ているのは、100点という数字だけではありません。

例えば、以前は数字を雑に書いて、見間違いによる計算ミスをしていた子がいたとします。

その子が、

  • 数字を読みやすく書いた
  • 途中式を省略しなかった
  • 問題を最後まで読んだ
  • 解き終わったあとに見直した

という行動を続けた結果、100点を取れたのであれば、認めたいのはその部分です。

点数は、その行動によって生まれた結果の一つです。

お子さんが本当に身につけたのは、正しい行動を続けて結果を変えた経験です。


行動を具体的に伝えると「次もできる」が分かります

「すごいね」という言葉は、嬉しい言葉です。

しかし、それだけでは、お子さんは次に何をすればよいのか分かりません。

一方で、

「問題を最後まで読んだから、聞かれていることを間違えなかったね」

「途中式を書いたから、計算の間違いに自分で気づけたね」

「分からない問題をそのままにせず質問したから、一人でも解けるようになったね」

と伝えると、結果と行動がつながります。

お子さんの中に、

問題を最後まで読めば、読み間違いを減らせる。
途中式を書けば、自分で見直せる。
分からないことを質問すれば、次は一人で解ける。

という理解が残ります。

これが、次の問題や次のテストでも使える学びになります。


家庭では「前と何が変わったか」を見つけてください

家庭で声を掛けるときは、結果を評価する前に、以前との違いを探してみてください。

例えば、次のような変化です。

  • 勉強を始めるまでの時間が短くなった
  • 前よりも丁寧に字を書いた
  • 問題文を読み直した
  • 間違えた問題を自分から解き直した
  • 分からないところを質問できた
  • 答えを写さずに、もう一度考えた
  • 教えてもらった方法を次の問題でも使った

点数が上がっていなくても、こうした行動が増えていれば、お子さんは成長しています。

その場合は、

「前より早く始められたね」

「今日は、間違えたまま終わらなかったね」

「教えてもらった方法を自分で使えたね」

と、見えた事実をそのまま伝えてください。

大げさに褒める必要はありません。

自分の変化を誰かが見てくれていると分かることが、お子さんの次の行動につながります。


点数が悪かったときにも、できた行動は確認できます

行動を見る声掛けは、良い点数を取ったときだけに使うものではありません。

例えば、テストの点数が思うような結果ではなかったとしても、

  • 空欄を減らせた
  • 前回間違えた問題は正解できた
  • 計算問題は丁寧に解けた
  • 時間配分を意識できた
  • 答案を隠さず、自分から見せられた

という変化があるかもしれません。

そこで、

「点数は悔しいけれど、前回間違えたところはできているね」

「計算の仕方は丁寧になっているね。次は文章問題の読み方を考えよう」

と伝えれば、できたことと次の課題を分けて考えられます。

すべてを褒める必要も、失敗をなかったことにする必要もありません。

できた行動は認め、改善が必要なところは一緒に確認する。

それが、結果に振り回されずに成長を続けるための声掛けです。


「頑張ったね」で終わらせず、何を頑張ったのかを聞きます

お子さん自身に、できた理由を考えてもらうことも大切です。

「今回は、何を変えたのが良かったと思う?」

「前のテストと違ったところはどこ?」

「次も続けた方がよいことは何だと思う?」

このように聞くと、お子さんは自分の行動を振り返ります。

最初は、

「分からない」

「たまたま」

と答えるかもしれません。

その場合は、大人が気づいた変化を伝えて構いません。

「前より字が丁寧だったよ」

「今回は途中式をきちんと書いていたね」

と具体的な事実を示すことで、少しずつ自分でも成長の理由を考えられるようになります。


自信は、褒められた回数だけで生まれるものではありません

自信は、誰かから「すごい」と言われ続けるだけで育つものではありません。

昨日できなかったことが、今日はできた。

教えてもらったことを試したら、間違いが減った。

自分で行動を変えたら、結果が変わった。

このような経験が積み重なることで、

「自分の行動によって、次の結果を変えられる」

という感覚が育ちます。

これが、お子さんの学習を支える本当の自信になります。


ときわの塾は、結果につながった行動を見ています

ときわの塾が見ているのは、テストの点数だけではありません。

問題を最後まで読めたか。

途中式を書けたか。

分からないことを質問できたか。

間違えた原因を考えられたか。

教えてもらった方法を、別の問題でも使えたか。

こうした学習行動を一つずつ確認しています。

点数を追いかけるだけではなく、点数につながる行動を育てる。

お子さんが自分で考え、行動を変え、次の学習でも再現できるようにする。

ときわの塾は、その積み重ねを大切にしています。


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