【西宮市】国語で「うれしい」と答える前に|本文から考える力を育てる【心情問題編】

国語の心情問題は、気持ちを当てる問題ではありません
小学生の国語の読解問題でよく出てくるものに、
「登場人物はどんな気持ちでしょう」
という心情問題があります。
保護者の方からも、
「文章は読んでいるのに、問題になると間違える」
「答えを聞くと分かるのに、自分では考えられない」
という相談を受けることがあります。
その原因の一つに、
「本文に書かれていること」
と
「自分が想像したこと」
が混ざってしまうことがあります。
例えば、次のような文章があったとします。
「図書館で借りたかった本が、ちょうど返却されたところだった。」
この時、登場人物はどんな気持ちになるでしょうか。
よく出てくる答えがあります。
「うれしい」
たしかに、借りたかった本が戻ってきたら、うれしいと感じるのは自然です。
でも、ときわの塾ではここでもう一度文章に戻ります。
本当に「借りることができた」のかな?
文章を読む時に大切なのは、
「自分ならこう感じる」
だけで終わらせないことです。
本文には、
「本を借りることができた」
とは書かれていません。
書いてある事実は、
「借りたかった本が返却された」
というところまでです。
だから、
「読めるかもしれない」
という期待。
「もう読めないかもしれない」
という不安が小さくなった安心。
このような気持ちを考えることができます。
つまり心情問題では、
気持ちを当てることよりも、
「本文のどこから、そう考えられるのか」
を見ることが大切になります。
同じ出来事でも、状況によって気持ちは変わります
もちろん、
「うれしい」
という答えが絶対に間違いという話ではありません。
もし文章の続きに、
「すぐにその本を借りることができた」
と書いてあれば、うれしい気持ちは自然です。
反対に、
「しかし、先に予約していた人がいた」
という内容が続けば、感じ方は変わるかもしれません。
同じ出来事でも、
その前に何があったのか。
その後どうなったのか。
その人がどんな状況なのか。
によって気持ちは変化します。
だから国語では、
「この出来事なら、この気持ち」
と覚えるのではなく、文章全体を見て判断することが必要になります。
ときわの塾が大切にしている読み方
国語の勉強というと、
問題をたくさん解くこと。
答え合わせをすること。
解き方を覚えること。
を想像されることもあります。
もちろん練習量も必要です。
しかし、ときわの塾ではその前の部分を大切にしています。
それは、
「なぜ、そう考えたのか」
「本文のどこを見て判断したのか」
を説明できる力です。
間違えた時も、
「答えを覚える」
ではなく、
どこを読み飛ばしていたのか。
どこを思い込みで判断したのか。
そこを一緒に確認していきます。
国語はセンスだけで決まるものではありません
国語が得意な子は、文章を読む中で自然に、
事実を確認すること。
状況を整理すること。
登場人物の立場で考えること。
を積み重ねています。
その積み重ねが「国語のセンス」のように見えることがあります。
しかし、その中身を分解すると練習できる部分があります。
文章を正しく読む力は、国語だけのためではありません。
算数の文章題。
理科や社会の資料。
中学生以降の学習。
すべてにつながる土台になります。
ときわの塾では、国語の問題を解くためだけではなく、全教科につながる「言葉で考える力」を育てていきます。
おさらいです。


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