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2026年8月10日

中学受験を考える低学年の子は何時に寝る?|小6まで21時就寝を続けた理由

ときわの塾先生のブログ

この記事の内容

中学受験を考え始めると、低学年から勉強時間を増やすために、寝る時間を遅くした方がよいのか迷うことがあります。私は二人の子どもを小学校6年生まで21時に寝かせていました。その理由と、21時までに眠るために見直したい生活や勉強の進め方を、ときわの塾が解説します。

「中学受験を考えるなら、低学年から夜まで勉強した方がよいのでしょうか」

「宿題が終わっていなくても、21時には寝かせてよいのでしょうか」

「周りの子が遅くまで勉強していると聞くと、早く寝かせていて大丈夫なのか不安になります」

西宮市で中学受験を考える保護者の方から、このようなご相談をいただくことがあります。

中学受験では、学年が上がるにつれて学習する内容が増えていきます。

塾の授業、宿題、習い事、学校の課題を終わらせようとすると、家庭での勉強が夜遅くまで続くこともあります。

その様子を見ると、

「今から遅い時間まで勉強することに慣れた方がよいのでは」

と思うかもしれません。

しかし私は、自分の二人の子どもを小学校6年生まで21時には寝かせていました。

ときわの塾で中学受験を目指す子どもたちにも、夜遅くまで勉強を続けるより、21時までに寝て、翌日も元気に学べる生活を大切にしてもらってきました。

21時就寝は勉強時間を減らすためではありません

21時に寝ると聞くと、

「それでは中学受験に必要な勉強時間を確保できないのでは」

と思われるかもしれません。

しかし、私が21時就寝を大切にしてきたのは、勉強を少なくするためではありません。

起きている時間に、集中して学べる状態をつくるためです。

睡眠が足りていない子は、塾へ来ても眠そうにしていることがあります。

先生の説明を聞いている途中で、別のことを考える。

問題文を最後まで読まずに解き始める。

簡単な計算で何度も間違える。

前に教わった方法を思い出せない。

一問解くたびに手が止まる。

この状態で夜遅くまで勉強時間を増やしても、できることが増えるとは限りません。

机に向かっていた時間ではなく、その時間に何を理解し、何を一人でできるようになったかが大切です。

私は、夜遅くまで机に向かう習慣よりも、決めた時間に集中して取り組み、翌日も同じ状態で学べる生活を優先しました。

低学年のうちから遅くまで勉強する必要はありません

小学校低学年は、中学受験の問題を長時間解き続けることより、これから学び続けるための習慣をつくる時期だと考えています。

人の話を最後まで聞く。

問題文を最後まで読む。

短い時間でも集中する。

分からないときに一つは方法を試す。

間違えたらやり直す。

毎日、決めた時間に眠る。

こうした生活と学習の習慣が、本格的な受験勉強を始めたときの土台になります。

低学年から寝る時間を遅くし、長時間勉強することに慣れさせても、眠い状態で机に向かうことが習慣になれば意味がありません。

低学年のうちは、勉強時間の長さよりも、短い時間の中で正しく取り組めたかを見てください。

私が小学校6年生まで21時就寝を続けた理由

中学受験が近づく小学校5年生や6年生になると、学習量は増えます。

それでも私は、自分の子どもたちを小学校6年生まで21時に寝かせていました。

理由は、遅くまで勉強した翌日に、集中できなくなる状態を避けたかったからです。

夜に一時間多く勉強しても、翌日の学校や塾で説明を聞けなければ、学習全体ではプラスになりません。

夜遅くまでかけて宿題を終わらせても、答えを書き写したり、分からないまま空欄を埋めたりしたのであれば、自分の力にはなりません。

21時に寝るためには、限られた時間の中で、

何を先にするのか。

どの問題へ時間を使うのか。

分からない問題をどう残すのか。

いつまで考えたら先生に質問するのか。

を決める必要があります。

21時就寝は、ただ早く寝かせるための決まりではありません。

勉強の量と取り組み方を整理するための基準でもありました。

宿題が終わっていないときはどうするのか

21時になっても宿題が残っていると、

「全部終わらせてから寝かせるべきか」

「途中でも寝かせるべきか」

と迷うと思います。

一日だけ予定が崩れたのであれば、その日の状況に応じて考えればよいでしょう。

しかし、毎日のように21時までに宿題が終わらないのであれば、子どもの努力だけの問題にしてはいけません。

まず、何に時間がかかっているのかを確認します。

問題が多すぎるのか。

分からない問題に長時間止まっているのか。

解説を読んでも、理解できていないのか。

答えを書き写す作業になっているのか。

集中が切れたまま机に座っているのか。

習い事を含めた予定が詰まりすぎているのか。

原因によって、必要な対応は異なります。

宿題が多いなら、塾の先生に優先する問題を確認します。

分からない問題に止まっているなら、印をつけて質問できる状態にします。

集中が続かないなら、短い問題数に区切って取り組みます。

学習を始める時間が遅いなら、帰宅後の順番を見直します。

毎晩、睡眠時間を削って解決するのではなく、翌日から21時までに終えるために何を変えるかを考えることが大切です。

難しい問題に時間を使いすぎていないか確認する

中学受験の教材には、基本問題から難しい問題まで含まれています。

真面目な子ほど、出された問題はすべて自力で解かなければならないと考えることがあります。

一つの難問に何十分も使い、基本問題の復習ができないまま寝る時間を迎えることもあります。

難しい問題を考える経験は必要です。

しかし、何を試せばよいか分からない状態で長時間止まり続けても、考える力が育つとは限りません。

まず問題文を読む。

分かっていることを整理する。

習った方法を一つ試す。

図や式を残す。

それでも進めなければ、印をつけて先生に聞く。

このように、考えた跡を残して次の行動へ移ることも学習です。

今の段階で優先する基本問題と、先生の説明を聞いてから取り組む問題を分ければ、必要な学習を残したまま時間を整えられます。

21時に寝るために家庭で決めておきたいこと

寝る時間だけを決めても、それまでの行動が決まっていなければ、毎晩「早くしなさい」と言うことになります。

21時就寝を続けるためには、一日の流れを先に整理します。

勉強を始める時間を決める

「時間ができたら始める」では、遊びやほかの予定が先になり、勉強の開始が遅くなります。

帰宅後すぐ、夕食前、習い事から帰ったあとなど、家庭の生活に合わせて始める時間を決めます。

取り組む順番を決める

すぐに終わる学校の宿題から始めるのか、集中できるうちに難しい教科へ取り組むのかを決めます。

毎日その場で考えるより、基本の順番を決めておく方が始めやすくなります。

一問で止まり続ける時間を決める

分からない問題に何十分も止まると、その後の予定がすべて遅れます。

考える時間の目安を決め、何を試したかを残して、次の問題へ進むようにします。

終了する時間を決める

21時に眠るためには、20時55分まで勉強することはできません。

入浴や翌日の準備に必要な時間を考え、勉強を終える時刻も決めます。

できなかったことを翌日に引き継ぐ

その日に終わらなかった問題があっても、何も分からないまま放置する必要はありません。

問題に印をつける。

途中まで考えた式を残す。

先生に聞く内容を書いておく。

翌日に何をするのかを決めて、その日の勉強を終えます。

「終わっていないから失敗」ではなく、次に続けられる状態をつくることが大切です。

保護者の方が夜まで教え続けないことも大切です

宿題が終わらないと、保護者の方が横について教える時間が長くなることがあります。

保護者の方が説明すれば、その日の宿題は終わるかもしれません。

しかし、毎晩教えなければ進めない状態になると、家庭の負担が大きくなります。

子どもも、分からなければ家で教えてもらえばよいと考えるようになることがあります。

家庭では、

「どこまで分かったの?」

「似た例題はある?」

「何を試したの?」

「この問題は先生に聞けるように印をつけよう」

と、学習を進めるための行動を確認してください。

解き方を最後まで教える役割は、塾の先生に任せて構いません。

家庭で夜遅くまで教え続けるより、分からないところを整理して塾へ持っていく方が、親子ともに翌日へつなげやすくなります。

21時に眠れていても確認したいことがあります

21時に布団へ入っていても、すぐに眠れているとは限りません。

布団の中で動画を見ている。

ゲームをやめられない。

翌日の準備が終わらず、布団へ入るのが遅れる。

夕方に長く眠り、夜に眠れない。

このような状態では、時計上の就寝時刻だけを整えても生活は安定しません。

寝る前に何をするかも含めて、一日の流れを決める必要があります。

また、朝になってもなかなか起きられない、日中も強い眠気が続くなど、生活を整えても気になる様子がある場合は、勉強時間とは別の問題として確認してください。

大切なのは、21時という数字だけを守ることではありません。

翌日に元気に起き、学校や塾で集中して学べる状態になっているかを見ることです。

ときわの塾では勉強時間より学習中の行動を見ます

ときわの塾では、「昨日は何時間勉強したか」だけで子どもの努力を判断しません。

問題文を最後まで読んだか。

先生の説明を聞けたか。

教わった方法を使ったか。

間違えた原因を確認したか。

分からない問題で何を試したか。

最後は一人で解けたか。

こうした学習中の行動を見ています。

夜遅くまで勉強していても、眠くて説明を聞けなければ、同じ内容をもう一度学ぶことになります。

必要な睡眠を取り、集中して学べれば、短い時間でも前よりできることを増やせます。

点数を追いかけるために生活を崩すのではなく、点数につながる行動を続けられる生活をつくることが大切です。

中学受験は一日だけ頑張る勉強ではありません

中学受験は、長い期間をかけて学び続けます。

一日だけ夜遅くまで頑張ることより、翌日も集中して取り組めることが大切です。

私は、自分の二人の子どもを小学校6年生まで21時に寝かせました。

それは、勉強をさせたくなかったからではありません。

毎日元気に学び、教わったことを自分の力に変えられる状態を守りたかったからです。

低学年のうちは、周囲の勉強時間と比べて寝る時間を遅くする必要はありません。

まず、朝から元気に活動できる生活を整える。

限られた時間に集中して取り組む。

終わらないときは、睡眠を削る前に原因を探す。

この習慣が、小学校4年生以降に学習量が増えたときにも、子どもを支える土台になります。

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