ときわの塾 塾長の学び漫画
第四章 親子が笑顔で中学受験を続けるために
第21話

【西宮市】小6で音読まで戻った子が第一志望校に合格した理由
~戻る勇気が、お子さまの未来を変えることがあります~
「先生、もう小学校6年生です。」
「今さら基礎へ戻っている時間はありません。」
中学受験では、
このようなお話を聞くことがあります。
受験まで残りわずか。
だからこそ、
焦るお気持ちはとてもよく分かります。
でも私は、
これまでの指導の中で、
戻る勇気が合格につながった子
を何人も見てきました。
今日は、その中の一人のお話をさせてください。
小6で転塾してきた一人の子ども
その子は、
小学校6年生で、ときわの塾へ来てくれました。
真面目で、
一生懸命勉強している子でした。
でも、
思うように点数が伸びません。
私は、
すぐに難しい問題を教えることはしませんでした。
まず、
普段どのように読んでいるのかを見せてもらいました。
原因は「読む力」にありました
一緒に音読をしてみると、
すぐに気付いたことがありました。
文章の区切り方がおかしかったのです。
言葉のまとまりを意識せず、
一文字ずつ読んでいるため、
文章の意味が頭に入っていませんでした。
問題が解けない原因は、
難しい問題ではありませんでした。
問題文を正しく理解できていなかったことだったのです。
思い切って音読まで戻りました
私は、
その子と一緒に、
音読からやり直すことにしました。
文章を、
意味のまとまりで区切りながら読む。
慌てず、
丁寧に読む。
塾では私が指導し、
ご家庭では保護者様にもご協力いただきました。
毎日少しずつ、
読み方を変えていきました。
少しずつ問題の見え方が変わりました
すると、
不思議なことが起こりました。
問題文の意味が分かるようになったのです。
今まで読み飛ばしていた条件に気付く。
聞かれていることを正しく理解できる。
ケアレスミスも減っていきました。
難しい問題をたくさん解いたわけではありません。
読む力という土台を整えたことで、
点数が少しずつ変わり始めたのです。
そして、
その子は希望していた学校へ合格しました。
戻ることは遠回りではありません
受験が近づくと、
前へ進みたくなります。
でも、
本当に必要なのは、
前へ進むことではなく、
今のお子さまに必要な学びへ戻ることなのかもしれません。
私は、
この経験から改めて感じました。
戻ることは、決して遠回りではありません。
未来の自分を助ける、
一番の近道になることがあります。
今日、一つだけお伝えしたいことがあります
もし今、
頑張っているのに成績が伸びないなら、
「もっと難しい問題を。」
ではなく、
「本当に今必要な力は何だろう。」
と考えてみてください。
戻る勇気は、
決して負けではありません。
子どもの可能性を信じる、
大切な選択です。
塾長より
私は、
受験勉強とは、
難しい問題を解けるようになることだけではないと思っています。
一人ひとり、
つまずく場所は違います。
だから私は、
子どもに合わせて戻ります。
音読まで戻ることもあります。
計算まで戻ることもあります。
漢字まで戻ることもあります。
私は、
そこに迷いはありません。
子どもが笑顔で前へ進めるなら、
戻ることは、
未来への一歩だからです。
私は長年、
子どもたちを見てきて確信しています。
価値観が変わると行動が変わる。
行動が変わると点数が変わる。
そして、
土台が整うと、
子どもたちは本来持っている力を発揮し始めます。
私は、
これからも一人ひとりのお子さまに合った学び方を大切にしていきます。
戻る勇気は、合格への遠回りではありません。
お子さまに必要な土台へ戻ることが、未来を変えることがあります。
ときわの塾は、「できた!」を積み重ね、自信と学ぶ土台を育てる塾です。
次回予告
第22話
【西宮市】基礎で合格できる学校は、実はたくさんあります
~学校によって求める力は違います。だからこそ、お子さまに合った学び方があります~

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