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2026年6月14日

国語が苦手な小学生へ|問題を増やす前に確かめたい「読み方」

桑津塾長先生のブログ

この記事の内容

国語が苦手な原因は、問題演習の不足だけではありません。知らない言葉が多い、主語と述語をつなげていない、指示語や接続語を確認していない、本文ではなく想像で答えているなど、子どもによって読み方のつまずきは異なります。

問題数を増やす前に、どこで文章を読み違えているのかを確かめ、「なんとなく読む国語」から「言葉を根拠に考える国語」へ変えていく方法を、ときわの塾が解説します。

「文章を読んでいるはずなのに、内容を理解できていません」

「国語の問題になると、答えをなんとなく選んでいます」

「記述問題では、何を書けばよいのか分からないようです」

西宮市で2016年にときわの塾を開いてから、国語についてこのようなご相談を数多くいただいてきました。

国語が苦手な子に、読解問題をたくさん解かせれば国語力が伸びるのでしょうか。

もちろん、問題演習も必要です。

しかし、文章を正しく読むための準備ができていない状態で問題だけを増やしても、「なんとなく読んで、なんとなく答える」という学習を繰り返してしまうことがあります。

ときわの塾が国語指導で大切にしているのは、問題の解き方を覚えることだけではありません。

文章に書かれている言葉を一つずつ確かめ、言葉と言葉の関係を整理し、自分の頭で考えられるようになることです。

国語が苦手な原因は、一人ひとり違います

国語の点数が伸びないと、「本を読んでいないから」「国語のセンスがないから」と考えてしまうことがあります。

しかし、実際に子どもの読み方を見てみると、つまずいている場所は同じではありません。

  • 知らない言葉が多く、文章の意味をつかめていない
  • 主語と述語の関係を正しく捉えられていない
  • 指示語が何を指しているのか確認していない
  • 接続語を意識せず、文と文の関係を読み飛ばしている
  • 登場人物の気持ちを、自分の想像だけで答えている
  • 問われていることを最後まで読まずに答えている
  • 本文の言葉を使わず、記憶や感覚だけで答えている

このような状態では、問題数を増やしても、同じ読み方を繰り返すことになります。

必要なのは、まず子どもがどこで文章を読み違えているのかを確認することです。

ときわの塾では、答えが合っているかどうかだけでなく、どの言葉を根拠にして答えたのか、どこから分からなくなったのかまで見ながら指導しています。

国語は「センス」だけで決まる教科ではありません

文章を読んですぐに内容をつかめる子を見ると、「もともと国語のセンスがある」と感じるかもしれません。

しかし、その子たちが無意識に行っていることを分けてみると、練習できる行動が数多くあります。

  • 言葉の意味を確かめる
  • 主語と述語をつなげる
  • 指示語が指している内容を戻って探す
  • 接続語から話の流れを捉える
  • 大切な言葉を残しながら内容を整理する
  • 本文の中から答えの根拠を探す
  • 問われたことに合わせて答えを書く

こうした行動を一つずつ身につけることで、「なんとなく読む国語」から「言葉を根拠に考える国語」へ変えていくことができます。

ときわの塾では、この力を「言葉で考える力」と捉えています。

ときわの塾が育てる4つの力

1.言葉の意味を理解する力

文章を読むためには、そこに書かれている言葉の意味を理解する必要があります。

一つの言葉が分からないだけなら、前後から意味を推測できる場合もあります。

しかし、分からない言葉が重なると、文章全体の内容がぼんやりしてしまいます。

漢字を読めることと、言葉の意味が分かることは同じではありません。

漢字や語彙を学び、文章の中でどのように使われているかまで確かめていきます。

2.文のつながりを正確に読む力

長い文章も、一つひとつの文からできています。

主語は何か。

何を説明している言葉なのか。

「これ」「それ」は何を指しているのか。

「しかし」「つまり」「そのため」によって、話がどのようにつながっているのか。

こうした関係を整理することで、文章を感覚ではなく構造から読めるようになります。

3.書かれていることを根拠に考える力

物語文で登場人物の気持ちを聞かれたとき、自分ならどう思うかを答えるのではありません。

登場人物の言葉、行動、表情や場面の変化から考えます。

説明文や論説文でも同じです。

自分の知識や印象だけで判断するのではなく、筆者が文章の中で述べていることを根拠にして答えます。

国語では、「たぶんこうだと思う」ではなく、「この言葉があるから、こう考えられる」と説明できることが大切です。

4.読み取ったことを言葉にする力

内容を理解できていても、それを答えとして表すことが難しい子もいます。

そのため、ときわの塾では、言い換え、要約、短い記述から段階的に練習します。

最初から立派な文章を書くことを求めるのではありません。

何を聞かれているのかを確認し、必要な言葉を本文から見つけ、問いに合う形に整える。

この手順を繰り返しながら、自分の考えを言葉にする力を育てます。

問題を解く前の「読む準備」から始めます

文章を読む経験が少ない子に、いきなり長い入試問題を渡しても、読むことだけで疲れてしまいます。

そこで、ときわの塾では、子どもの現在の読む力に合わせて、文章そのものを読む練習から始めます。

語彙を確認する。

文のつながりを捉える。

大切な部分を立ち止まって読む。

文章全体の内容を整理する。

こうした「読む準備」を積み重ねてから、読解問題や記述問題へ進みます。

問題を解いて正解することだけが目的ではありません。

教わった読み方を、次の文章でも自分で使えるようにすることが目的です。

テスト問題は、力を測るための道具です

国語のテストや過去問には、現在の力を確認する役割があります。

しかし、過去問を何度も解くだけで、読む力そのものが十分に育つとは限りません。

間違えたときには、単に答えを直すのではなく、

  • 言葉の意味を知らなかったのか
  • 文の関係を読み違えたのか
  • 本文の根拠を確認していなかったのか
  • 問いに合う形で答えられなかったのか

というところまで整理します。

原因が違えば、必要な練習も違うからです。

ときわの塾は、点数を追いかける塾ではありません。

点数につながる行動を育てる塾です。

これは、国語指導でも変わりません。

国語を伸ばすためだけの国語指導ではありません

算数の文章題では、条件を正確に読み取る必要があります。

理科や社会では、資料や説明文から必要な情報を見つけなければなりません。

中学生になると、英語でも文の構造を捉え、設問の意図を理解する力が求められます。

問題文を最後まで読むこと。

言葉の意味を確かめること。

必要な情報を整理すること。

根拠をもって答えること。

国語で身につけるこれらの力は、ほかの教科を学ぶときにも必要です。

だから、ときわの塾が目指しているのは、国語を伸ばすためだけの読む力ではありません。

全教科を伸ばすための読む力です。

中学受験でも、読み方の土台を大切にします

中学受験の国語では、長い文章を限られた時間の中で読み、選択問題や記述問題に答えます。

そのため、解き方や時間配分を学ぶことも必要です。

ただし、文章の内容を正しく読み取れていなければ、テクニックだけで安定して得点することは難しくなります。

ときわの塾では、子どもの現在の力を確認しながら、

基礎となる語彙や文構造の理解、文章を丁寧に読む練習、設問に合わせて答える練習、入試問題を使った実戦練習へと段階的に進めます。

難しい問題を早くからたくさん解くことよりも、教わった読み方を自分で再現できる状態をつくることを大切にしています。

国語は、正しい順序で練習できる教科です

国語は、数日間で急にすべてが変わる教科ではありません。

だからこそ、「国語はセンスだから仕方がない」と諦める必要もありません。

語彙を増やす。

文のつながりを正しく捉える。

書かれている言葉を根拠に考える。

読み取ったことを、問いに合わせて表現する。

現在つまずいているところから順番に練習すれば、読む行動は少しずつ変えていくことができます。

ときわの塾では、算数・国語の指導を中心に、そろばんや中学受験、中学生の補習まで、すべての学習につながる「学ぶ土台」を育てています。

「読んでいるのに分かっていない」

「国語だけ、どう勉強すればよいのか分からない」

そのようなときは、問題を増やす前に、どこで読み方につまずいているのかを確かめることから始めてみてください。

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