【西宮市】国語が苦手なのに、算数ばかり勉強していませんか?
国語が苦手でも、算数ほどの学習時間を国語に使っていない子は少なくありません。十分な時間を取れない場合でも、毎日の学習前に本を5ページまたは15分、小さな声で精読し、週に一度要約することを続ければ、読む力と語彙力が身につき、平均を上回る結果を出すことが普通になります。
国語が苦手なのに、算数ばかり勉強していませんか。読書をしても伸びない原因と、毎日5ページまたは15分の小声音読、週1回のAIを使った要約方法を、ときわの塾が解説します。

「国語が苦手です」という相談を受けて感じること
西宮市で子どもたちを指導していると、
「算数より国語が苦手です」
「文章問題になると点数が取れません」
「記述問題がほとんど書けません」
というご相談をいただくことがあります。
しかし、実際の家庭学習について聞いてみると、算数には毎日かなりの時間を使っているのに、国語は漢字と学校の宿題だけということが少なくありません。
算数は、問題集を何ページも解く。
間違えた問題を解き直す。
分からなければ、前の単元まで戻る。
一方、国語は、
「本を読んでおきなさい」
で終わっていることがあります。
しかし、国語が苦手なら、本来は算数と同じくらい国語にも学習時間を使ってほしいと思います。
国語だけ、ほとんど練習せずに読めるようになるとは限りません。
読書を勧めても、全員の国語が伸びるわけではありません
国語が苦手な子に、
「本を読みましょう」
と勧めることがあります。
もちろん、読書は大切です。
しかし、本を読めば全員の国語が伸びるわけではありません。
その大きな原因は、読み飛ばしていることです。
国語が苦手な子ほど、分からない漢字や言葉が出てきても、そのまま先へ進むことがあります。
- 読めない漢字を飛ばす
- 知らない言葉を雰囲気で処理する
- 意味が分からなくなっても前に戻らない
- 会話文だけを追いかける
- ページ数だけ進めて「読んだ」と考える
これでも、本人は一冊の本を読んだと思っています。
しかし、文章の内容を正確に理解できているとは限りません。
国語の力を伸ばすうえで大切なのは、何冊の本を読んだかだけではありません。
分からない言葉や文章を飛ばさずに読んだかどうかです。
未熟な読み方のまま問題を解くと、焦るだけになります
文章を十分に読めていない状態で国語の問題を解くと、子どもは設問を見てから焦り始めます。
「答えはどこに書いてあるの?」
「どこを抜き出せばいいの?」
「記述問題だから分からない」
しかし、本当に記述問題だけが苦手なのでしょうか。
本人は、
「漢字はできるけれど、記述が苦手」
と思っていても、実際には漢字や語句でも点を落としていることがあります。
選択問題でも、本文を正確に読めていないため、何となく合っていそうなものを選びます。
抜き出し問題でも、何を聞かれているのかを十分に確認せず、似た言葉を探すだけになることがあります。
記述、選択、抜き出しといった問題形式の前に、文章そのものを丁寧に読めているかを確認しなければなりません。
国語の問題を解きやすくするためには、試験に出る文章と同じ程度の文章を、日頃から精読する経験が必要です。
毎日の学習前に「5ページまたは15分」だけ精読する
国語に算数と同じだけの学習時間を使うことが難しい場合は、まず毎日の学習前に次のことをしてください。
一冊の本を5ページ、または15分、小さな声で音読する。
5ページを読むのに時間がかかる子は、15分で区切って構いません。
大切なのは、5ページを急いで読み終えることではありません。
あくまで精読です。
自分の声が自分に聞こえる程度の小さな声で、文章を順番に読んでいきます。
小さな声で音読すると、黙読よりも漢字や文章を飛ばしにくくなります。
最初は、15分かけてもあまり進まない子がいるでしょう。
それでも構いません。
精読に慣れてくれば、正確に読みながら進める速度も必ず上がります。
最初から速く読ませるのではありません。
丁寧に読むことを続けた結果として、同じ15分で読める量が増えていきます。
意味の分からない漢字や言葉を三つ探す
小声音読をするときは、もう一つ課題を加えます。
読んだ部分から、意味の分からない漢字や言葉を三つ探す。
「分からない言葉はあった?」
と聞くだけでは、子どもは「なかった」と答えることがあります。
本当に一つもなかったのではなく、分からない言葉をそのまま通り過ぎている可能性があります。
最初から「三つ探す」と決めておけば、言葉を意識しながら読むようになります。
探すのは、まったく知らない言葉だけではありません。
- 漢字は読めるが、意味を説明できない言葉
- 何となく分かるが、正確な意味は知らない言葉
- 文章の中で、どのような意味で使われているか分からない言葉
も対象です。
見つけた言葉は、辞書などで意味を確認します。
毎日三つなら、一日だけではわずかな量です。
しかし、半年続ければ、延べ約540の言葉と向き合うことになります。
一度ですべてを覚えられなくても、別の文章で同じ言葉に出会うたびに、理解は深まります。
知らない言葉を読み飛ばさず、意味を確認する習慣がつけば、語彙力も上がっていきます。
週に一度は、読んだ内容を要約する
毎日の精読に加えて、週に一度、読んだ内容を短く要約します。
要約するためには、
- 何について書かれた文章なのか
- 最も大切な内容は何か
- どの内容を残すのか
- どの内容を削るのか
- 出来事や理由がどのようにつながっているのか
を考えなければなりません。
文章を何となく読んでいるだけでは、要約できません。
要約は、正確に読めているかを確認する方法です。
同時に、必要な内容を選び、問いに合った答えを作る練習にもなります。
ただし、ご家庭で要約を確認するのは簡単ではありません。
保護者が読んでも、
「この要約で合っているのかな」
「何が足りないのかな」
「どこまで書けばよいのかな」
と判断に迷うことがあります。
今はAIに要約を添削してもらうこともできます
現在は、子どもが書いた要約をAIに添削してもらうこともできます。
ただし、最初からAIに要約を作らせてはいけません。
AIが作った文章を写すだけでは、子どもが考える練習にならないからです。
次の順番で行います。
- 子どもが自分で文章を読む
- 読んだ内容を自分で要約する
- AIに不足・余分・意味の取り違えを指摘してもらう
- 指摘を見て、子どもが自分で書き直す
- 書き直した要約をもう一度確認してもらう
AIには、次のように頼めばよいでしょう。
本文と子どもが書いた要約を比べてください。完成した要約を代わりに書かず、大切な内容の不足、本文にない内容、余分な部分、意味の取り違えだけを、小学生にも分かる言葉で指摘してください。
AIに答えを作ってもらうのではありません。
AIから指摘を受け、子ども自身が考えて書き直すために使います。
これまで家庭では確認しにくかった要約も、AIを添削役としてチームに入れることで取り組みやすくなりました。
毎日要約する必要はありません。
週に一度で十分です。
半年間続ければ、大きな学習量になります
毎日の取り組みは、5ページまたは15分です。
週に一度の要約も、一回だけを見れば大きな学習量ではありません。
しかし、半年続けると、
- 精読:約180回
- 5ページずつ読めた場合:約900ページ
- 15分ずつ取り組んだ場合:約45時間
- 意味を確認する言葉:延べ約540語
- 要約:約26回
になります。
これだけ文章を丁寧に読み、知らない言葉を確認し、内容を要約する経験を重ねれば、読む力と語彙力は確実に積み上がります。
精読に慣れれば、読む速度も上がります。
文章の内容を整理できるようになれば、選択問題でも記述問題でも、何を根拠に答えればよいかを考えやすくなります。
国語が苦手だった子も、平均を上回る結果が普通になります
ときわの塾でも、国語を苦手としていた子に、文章を丁寧に読むことと要約することを続けてもらっています。
この学習を継続すると、国語の問題が解きやすくなるだけではありません。
実際に点数も上がります。
国語が苦手だった子でも、平均を上回る結果を出すことが普通になります。
特別な解き方だけを覚えた結果ではありません。
- 文章を読み飛ばさない
- 分からない言葉を確認する
- 文章全体の内容を整理する
- 必要な内容を選ぶ
- 自分の言葉でまとめる
こうした経験を積み重ねた結果です。
国語の成績が上がらない原因を、
「記述問題が苦手だから」
「本を読まないから」
「国語のセンスがないから」
と決めつける必要はありません。
国語に使っている時間と、普段の読み方を変えることで、結果も変わります。
たった15分を続けられるかどうか
本来、国語が苦手なら、算数と同じくらい国語にも学習時間を使ってほしいと思います。
それが難しい場合でも、毎日15分なら、時間を取れるご家庭は多いのではないでしょうか。
国語の問題には、問いに合った答えを作るための工夫があります。
しかし、文章を丁寧に読む練習をせず、その工夫だけを覚えても、自分で使えるところまでは身につきにくいでしょう。
たった15分の精読を続けられなければ、国語の読む力を身につけることは難しいと思います。
反対に、毎日15分を半年間続ければ、読み方は変わります。
特別な教材を何冊も増やす必要はありません。
まず、一冊の本を決めてください。
そして、毎日の学習を始める前に、5ページまたは15分、小さな声で丁寧に読んでください。
その中から、意味の分からない漢字や言葉を三つ探してください。
週に一度は、読んだ内容を要約してください。
家庭で要約を確認することが難しければ、AIに添削してもらって構いません。
ただし、AIに答えを作らせず、子ども自身が書き直してください。
この積み重ねが、読む力と語彙力を育て、国語の点数につながります。
ときわの塾が国語指導で大切にしていること
ときわの塾は、作文を教える国語教室ではありません。
文章を正しく読み、必要な内容を整理し、問いに合った答えを自分で作る力を育てます。
国語を伸ばすためだけではなく、全教科を伸ばすための読む力を育てることを大切にしています。
算数の文章題も、理科や社会の説明文も、問題を正確に読むことから始まります。
国語に十分な時間を使うことが難しい場合は、まず毎日の15分から始めてください。
読むことを変えれば、問題への向き合い方が変わります。
問題への向き合い方が変われば、点数も変わります。

関連ページ
国語だけでなく、すべての教科につながる「読む力」については、こちらのページで詳しく紹介しています。
ときわの塾が、点数だけではなく、点数につながる学習行動をどのように育てているかはこちらをご覧ください。
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