【西宮市】小学4年生から中学受験を始めても間に合いますか?
ときわの塾 塾長の学び漫画

中心テーマ:
小4から間に合うかは、志望校が求める力と現在地の差、必要な改善に取り組む意思によって決まります。
小学4年生から中学受験を始めても間に合うかは、学年だけでは決まりません。志望校の合格目安偏差値、現在の基礎、問題文を読む力、一人で解き直す力から判断する方法を、西宮市のときわの塾が解説します。
「小学4年生から中学受験を始めても、間に合いますか?」
中学受験を考え始めた保護者の方から、このようなご相談をいただくことがあります。
周りを見ると、低学年から塾へ通っている子もいる。
すでに難しい問題を解いている子もいる。
そのような話を聞くと、
「今からでは遅いのではないか」
「授業をたくさん受ければ、追いつけるのだろうか」
と、不安になることもあると思います。
しかし、小学4年生から中学受験に間に合うかは、始める学年だけでは決まりません。
どの学校を目指すのか。
現在、どのような基礎が身についているのか。
そして、授業で聞いたことを、自分の力に変えられる状態になっているのか。
ここを確認する必要があります。
中学受験は、習えばできるようになるとは限りません
中学受験の問題は、基本的には小学校で学ぶ内容を使った応用問題です。
そのため、中学校や高校で習う新しい内容を、先にたくさん覚えれば解けるというものではありません。
小学校で習った知識を使って、
- 問題文を正確に読む
- 複数の条件を整理する
- 使う知識や解き方を自分で選ぶ
- 教わった方法を、別の問題でも使う
ことが求められます。
このような力がすでにある子は、授業で解き方を聞くことで、新しく習ったことを自分の力に変えていけます。
先生の説明を聞き、
「この問題では、この考え方を使うのか」
と理解すれば、似た問題や少し形の違う問題にも使えるからです。
そのため、授業を聞くことを中心とした指導でも対応できる場合があります。
一方、この力が十分に育っていない子は、授業を聞いたときには分かったように見えても、一人になると解けません。
先生と同じ数字、同じ図、同じ順番なら解けても、問題文の表現や条件が少し変わると手が止まります。
この状態で授業を聞く量だけを増やしても、
「教えてもらった問題」
は増えますが、
「自分で解ける問題」
はなかなか増えません。
授業を聞けば伸びる子と、聞いても伸びにくい子の違い
授業を聞けば伸びる子と、授業を聞いても伸びにくい子の違いは、授業の回数だけではありません。
説明を受ける前の基礎と、普段の学習行動に違いがあります。
小学4年生から中学受験を始める場合、ときわの塾では次のようなことを確認します。
- 問題文を最後まで読めるか
- 何を聞かれているのか確認できるか
- 分からないことを言葉にできるか
- 教わった方法を、何も見ずにもう一度使えるか
- 計算や漢字などの基礎がどこまで定着しているか
- 間違えた問題をやり直せるか
- 本人が中学受験を自分のこととして考えられるか
- 志望校で必要になる学習量と、現在地にどれくらいの隔たりがあるか
例えば、問題文を最後まで読まず、目に入った数字だけを使って計算する子がいます。
この場合、解き方を一つ教えれば、その問題は解けるかもしれません。
しかし、次の問題でも同じように数字だけを見ていれば、条件が変わったときに対応できません。
また、先生の説明を聞いた直後には解けても、例題を閉じると手が止まる子もいます。
これは、説明を理解していないとは限りません。
聞いたときには理解できていても、その方法を自分で取り出して使える状態になっていないのです。
応用問題では、先生が横にいて、
「この公式を使いましょう」
「この図を書きましょう」
と毎回教えることはできません。
入試本番では、自分で問題を読み、使う方法を選び、一人で答えまで進める必要があります。
聞けば分かることと、一人で解けることは同じではありません。
応用問題が中心だからこそ、基礎固めが必要です
中学受験では難しい問題を早く始めることが大切だと思われがちです。
しかし、応用問題が中心だからこそ、その前にある基礎が重要です。
ここでいう基礎とは、計算や漢字だけではありません。
問題文を最後まで読む。
何を聞かれているのか確認する。
分かっていることと、分からないことを分ける。
教わった方法を何も見ずに使う。
間違えた原因を確認して、もう一度解く。
別の問題でも同じ考え方を使えるか確かめる。
このような行動も、応用問題を解くための基礎です。
基礎が不安定な状態で難しい問題の解き方だけを増やしても、自分で使える方法は増えにくくなります。
だから、ときわの塾では、必要な子には受験教材を先へ進めることより先に、聞いたことを自分で使えるようにするための行動から改善します。
今できていないから、間に合わないわけではありません
小学4年生の時点で、これらがすべてできている必要はありません。
問題文を最後まで読めない。
分からないことを説明できない。
間違い直しを嫌がる。
先生と一緒なら解けても、一人になると解けない。
このような状態から始める子もいます。
今できていないことがあるだけで、中学受験に間に合わないとは決まりません。
ただし、
「まだ習っていないからできない」
と考え、解き方を教わることだけを続けても、応用問題を自分で解けるようにはなりにくいのが現実です。
必要なのは、今できていないことを確認し、それを一つずつ改善することです。
問題文を最後まで読めないのであれば、まず読む。
計算や漢字に抜けがあるのであれば、必要なところまで戻る。
例題を見ながらしか解けないのであれば、例題を閉じて同じ基本問題を解く。
間違えた問題を避けるのであれば、どこで考え方がずれたのかを確認してから、もう一度解く。
この改善に取り組めるのであれば、小学4年生から使える時間の意味は大きく変わります。
保護者の方が、どのような指導を望んでいるかも大切です
小学4年生から中学受験を始めるとき、保護者の方にも考えていただきたいことがあります。
それは、
「難しい問題の解き方を早く教えてほしいのか」
「難しい問題を自分で解けるようになるために、基礎や学習行動から改善してほしいのか」
ということです。
問題文を読まずに解いている子に、解き方だけを追加しても、一人で使える方法は増えません。
教えてもらえばできる状態を繰り返しても、入試本番で先生に聞くことはできません。
必要な場合は、受験教材を先へ進めるよりも、
- 問題文を読む
- 条件を整理する
- 何を使って解くのか自分で考える
- 教わった方法を、何も見ずにもう一度使う
- 別の問題でも使えるか確認する
ことに時間を使います。
見た目には、受験勉強が進んでいないように感じるかもしれません。
しかし、この部分を改善しなければ、授業で聞いた解き方が増えても、一人で解ける問題は増えていきません。
小学4年生から間に合うかを考えるときには、現在の学力だけでなく、このような改善を本人と保護者が望んでいるかも大切な判断材料になります。
志望校によって、求める改善の水準は変わります
ときわの塾では、すべての中学受験生に同じ水準を求めているわけではありません。
必要な学習内容や改善の程度は、志望校によって変わります。
一つの目安として、五ツ木・駸々堂模試で示される志望校の合格目安偏差値も確認します。
合格目安偏差値が50を下回る学校を志望する場合、すべての学習行動を高い水準まで改善してから受験問題へ進むとは限りません。
志望校の出題内容や合格に必要な得点を確認し、
- 合格に必要な基礎を固める
- 得点できる問題を確実に取る
- 出題される可能性の高い内容を優先する
- 必要以上に難しい応用問題へ時間を使わない
という進め方を選ぶことがあります。
志望校が求めていない水準まで、一律に改善を求めることはしません。
これは、合格目安偏差値が50を下回る学校なら基礎が必要ないという意味ではありません。
合格に必要な基礎と、改善に使う時間の配分が変わるということです。
一方、合格目安偏差値が50以上の学校では、問題文や条件の表し方が変わっても、自分で使う方法を選ぶ力がより必要になります。
この場合は、授業を聞いて解き方を覚えるだけでは対応しにくくなります。
聞いたことを自分の力に変える基礎や学習行動が不足している場合は、そこから改善しなければ、授業を増やしても成績が伸びないことがあります。
志望校が求める力が高くなるほど、
「何を教わったか」
だけではなく、
「教わったことを一人で使えるか」
が重要になります。
小学4年生から間に合うかは、学年だけでは決まりません
「小学4年生から中学受験を始めても間に合いますか?」
この質問に、全員共通の答えはありません。
確認する必要があるのは、
- どの学校を目指すのか
- その学校でどの程度の力が求められるのか
- 現在、どのような基礎が身についているのか
- 授業で聞いたことを、一人で使える状態になっているか
- 志望校と現在地にどれくらいの隔たりがあるか
- 必要な改善に、本人と保護者が取り組む意思があるか
ということです。
授業を聞けば伸びる子は、聞いたことを自分で使うための基礎を持っています。
授業を聞いても伸びにくい子には、聞く授業を増やす前に、改善しなければならない行動があります。
小学4年生の時点で、その力が完成している必要はありません。
しかし、できていないことを確認せず、
「授業を受ければ、そのうちできるようになる」
と考えているだけでは、応用問題を自分で解く力は育ちにくくなります。
応用問題が中心だからこそ、基礎を確認する。
聞いたことを、自分で使える状態にする。
志望校が求める水準に合わせて、必要なところまで改善する。
そのうえで、合格に必要な学習へ進む。
ときわの塾では、この順番を大切にしています。
中学受験を考え始めた時期や現在の学力だけで、受験できるかどうかが決まるわけではありません。ときわの塾の中学受験に対する考え方や指導内容については、こちらで詳しくご紹介しています。

ときわの塾の中学受験コース
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