ときわの塾 塾長の特別講座 第3話
質問できる子が伸びる本当の理由
~「分からない」が言える子は強い~

授業をしていると、「分からない」と言えずに止まってしまう子がいます。
問題をじっと見つめたまま、手が止まっている。
でも、自分から質問はしません。
そんな場面は決して珍しくありません。
私は、そんな子のところへ行って声をかけます。
「どうした?」
「大丈夫。」
そう返ってくることがあります。
でも、ノートを見ると手は止まったままです。
そこで私はこう言います。
「分からへんかったら聞いてええねん。」
「100回まで聞いてきて。」
すると、多くの子どもたちは少し安心した表情になります。
「質問できる子は頭がいい。」
そう思われることがあります。
しかし、私は逆だと考えています。
質問できるから、できるようになる。
質問は能力ではなく、成長するための行動です。
例えば、知らない場所へ行くとします。
道に迷ったとき、人に道を聞けば目的地へ早く着けます。
でも、聞かなければ遠回りになることもあります。
勉強も同じです。
分からないところを質問できる子ほど、理解も早くなります。
では、なぜ質問できないのでしょうか。
子どもたちには、それぞれ理由があります。
「こんなことを聞いたら恥ずかしい。」
「先生に怒られるかもしれない。」
「みんなは分かっているかもしれない。」
そんな気持ちがあるからです。
だから私は、質問したことを認めます。
「ええ質問やな。」
だけではありません。
「聞けたやん。」
「そこが今日の成長やで。」
質問の内容よりも、
「質問できた」という行動を認めたいのです。
実際に教育心理学では、自分の理解を確認しながら質問する子どもは、学習内容が定着しやすいことが分かっています。
質問することで、自分の理解の曖昧な部分に気付き、学びを修正できるからです。
私は長年の授業でも、同じことを感じています。
質問できるようになった子は、自分で考える力も少しずつ育っていきます。
今回の特別講座
「質問する子」は、できる子ではありません。
できるようになる子です。
だから、ときわの塾では、
安心して「分からない」と言える教室づくりを大切にしています。
「100回まで聞いてきて。」
この言葉には、
子どもが安心して挑戦できる教室でありたいという思いを込めています。
ときわの塾 塾長の特別講座では、授業で実際にあった出来事を通して、「勉強が変わる頭の使い方」をお伝えしています。
ときわの塾は、『できた!』を積み重ね、学ぶ土台を育てる塾です。

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