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2026年6月25日

【西宮市】子どもの自信が育たない本当の理由|人と比べるより大切なこと

桑津塾長先生のブログ

ときわの塾 塾長の学びブログ

「うちの子に、もっと自信を持ってほしい。」

お子さまの勉強を見ていて、そう感じる保護者の方は多いと思います。

そのために、習い事を始めたり、成功体験を増やそうとしたりすることもあります。

もちろん、それ自体は悪いことではありません。

ただ、私は子どもたちを見ていて、

自信は、何かをさせれば自然につくものではない

と感じています。

なぜなら、どの世界にも上には上がいるからです。

勉強でも、スポーツでも、習い事でも、

「自分よりできる子」

を見続けている限り、なかなか自信は育ちません。

大切なのは、横軸ではなく縦軸で見ることです。

簡単に言えば、

人は人。自分は自分。

他所は他所。うちはうち。

ということです。


自信は「人との比較」ではなく「過去の自分との比較」で育つ

私は、子どもの自信を育てるためには、

他の子と比べるのではなく、過去の本人と比べること

が大切だと考えています。

昨日できなかったことが、今日できた。

前は嫌がっていたことに、少し取り組めた。

前よりも丁寧に書けた。

前よりも早く始められた。

こういう小さな変化を、きちんと見てあげることです。

もちろん、他の子の良い行動を参考にすることは大切です。

「あの子みたいに、準備を早くするといいね。」

「こういう取り組み方は真似してみよう。」

というように、行動や取り組み方を参考にすることは良いと思います。

しかし、

「なぜあの子みたいにできないの?」

「みんなはできているのに。」

という比較は、子どもの自信を奪いやすいです。


私自身も、できることが遅い子どもでした

実は、私自身も子どもの頃、周りと比べるとできることが遅かったようです。

私は12月の後半生まれです。

そのため、同級生と比べると、できるようになることが少し遅かったのだと思います。

母が、

「この子、大丈夫かしら。」

というようなことを言っていたのを、今でも覚えています。

子どもは、大人が思っている以上に、大人の言葉や表情を覚えています。

そのとき、見かねた祖父が母に言ってくれました。

「死ぬまでできないわけじゃなしに、心配することはない。」

この言葉が、私はとても嬉しかったのを覚えています。

それから、父方・母方のおじいちゃん、おばあちゃんが、

「前までできなかった〇〇ができるようになったね。」

「すごいね。」

と、具体的にたくさん認めてくれました。

今思えば、あれは私の自信を育ててくれていたのだと思います。


子どもは「言葉」だけでなく「表情」も見ている

母も、できたことを認めてはくれていました。

ただ、顔にはどこか残念そうな表情がありました。

子どもながらに、

「本当はまだ足りないと思っているんだろうな。」

と感じていたのだと思います。

もし、あのとき祖父母がいなければ、私は学習に自信を持てない子どもになっていたかもしれません。

だから私は今、子どもたちを見ていて思います。

勉強に自信がない子。

苦手意識が強い子。

そういう子は、生まれつきそうなったのではなく、

周りの言葉や表情の積み重ねで、そうなっていることも多いのではないかと。


苦手意識があると、同じ学習でも効率が悪くなる

私は、勉強においてメンタルはとても大切だと考えています。

なぜなら、苦手意識や自信のなさがあると、同じ説明を聞いても、学習効率が大きく落ちるからです。

例えば、初めて習う単元でよくあることです。

こちらが説明をします。

本当は、その説明通りにすればできるはずです。

ところが、必ず違うことをしてしまう子がいます。

一般的には、

「理解力がない。」

「話を聞いていない。」

と判断されることがあるかもしれません。

でも私は、それだけではないと思っています。

その子の中に、

「自分がそんな簡単に分かるはずがない。」

という思い込みがある場合があります。

だから、聞いて分かっていることに、根拠のない余計な考えをくっつけてしまうのです。

また、

「どうせ聞いても無理。」

「自分にはできるはずがない。」

と決めつけて、最初から説明を受け取れない子もいます。


「最初に思っていたことで良かったんや」

そういう子が、少しずつできるようになったとき、本人の口からこんな言葉が出ることがあります。

「最初に思っていたことで良かったんや。」

私は、この言葉をとても大切にしています。

なぜなら、これは単に問題が解けたという意味ではないからです。

その子の中で、

「自分の考えを信じてもよかったんだ。」

という感覚が生まれた瞬間だからです。

でも、同時にこうも思います。

もし最初から苦手意識がなければ、1回目でできていたかもしれない。

そう考えると、苦手意識や自信のなさは、学習にとってとても大きなブレーキになります。


「自信を持って」では自信は育たない

子どもに、

「自信を持って。」

「苦手意識をなくして。」

と言うことがあります。

でも、それだけで自信が育つことはあまりありません。

なぜなら、根本の原因が解消されていないからです。

自信がない子には、自信がなくなった理由があります。

苦手意識がある子には、苦手だと思うようになった理由があります。

だから、ときわの塾では、まず観察します。

その子は本当に分かっていないのか。

それとも、自分にはできないと思い込んでいるのか。

説明を聞いていないのか。

それとも、聞く前から諦めているのか。

このように、事実を整理し、原因を考え、改善につなげていきます。

ときわの塾が考える「寄り添う」とは、ただ優しくすることではありません。

観察し、事実を整理し、原因を考え、改善を繰り返すこと。

これが、当塾の考える寄り添うです。


できなかったことができた瞬間を見逃さない

成績が伸びていく子には、共通点があります。

それは、

できなかったことができたときに、達成感を感じられること

です。

「できた。」

「前より分かった。」

「思っていたより簡単だった。」

この感覚が生まれたときに、周りの大人がそれをきちんと認めてあげる。

すると、子どもは学習に前向きになります。

ただ褒めるのではありません。

具体的に認めることが大切です。

「前はここで止まっていたけど、今日は自分で進めたね。」

「前より式の書き方が丁寧になったね。」

「最初は嫌がっていたけど、最後まで考えられたね。」

このように、過去の本人と比べて成長を伝えることです。


家庭で難しい理由

もちろん、ご家庭でもできることはあります。

ただ、親子の場合はどうしても難しい面もあります。

勉強だけを見ているつもりでも、

生活態度。

整理整頓。

時間の使い方。

ゲームやスマホ。

兄弟との関係。

いろいろなことが混ざってしまいます。

そのため、純粋に学習の成長だけを認めることが難しくなることがあります。

「勉強はできたけど、部屋は片づいていない。」

「問題は解けたけど、態度が気になる。」

このように、別の要素が入ってしまいやすいのです。

だからこそ、塾には塾の役割があると思っています。


ときわの塾が子どもたちにしてあげたいこと

ときわの塾では、子どもたちにただ問題の解き方を教えるだけではありません。

その子自身が、

「前よりできるようになった。」

「自分にもできるかもしれない。」

「最初に考えたことで良かったんだ。」

と思える経験を積み重ねてほしいと考えています。

そのために、子どもを他の子と比べるのではなく、過去の本人と比べます。

そして、他の子の良い行動は、比べる材料ではなく、学ぶ材料として伝えます。

人と比べて落ち込むのではなく、

昨日の自分より少し成長する。

その積み重ねが、本当の自信につながると考えています。


最後に

子どもの自信は、一日で育つものではありません。

大きな成功体験だけで育つものでもありません。

前はできなかったことが、少しできるようになった。

前より落ち着いて取り組めた。

前より自分の考えを信じられた。

そういう小さな積み重ねを、周りの大人が見逃さずに認めてあげること。

それが、子どもの自信を育てる第一歩だと思います。

ときわの塾は、

「できた!」を積み重ね、学ぶ土台を育てる塾です。

そして、子どもたちが人と比べるのではなく、

過去の自分の成長を感じられるようになること

も、当塾が大切にしているミッションの一つです。

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