2025年2月6日
中学受験 (国語 記述問題編②)中学の定期テストでも役に立ちます。
前回の続きとなります。
答えとなる述語が2つ以上の場合も要約力がないと減点になってしまいます。
例えば本文に
健司は、数学の点数がいつもより20点ぐらい上がったのを喜んで母にこういった。
「今回は、山本先生から教わった文章問題を3回は繰り返すことと言われたのでその通りにしてみたんだ。また、田中君のノートを見ると計算過程が丁寧に書かれていたんだ。だからそれをマネしたのでミスが無かったんだよ。」
問題文:健司が数学の点数がいつもより良かった理由を35字で説明しなさい。
ここでは、「文章問題を3回繰り返し計算過程を丁寧に書きミスが無かったため」というものが模範的な解答です。
つまり、
・3回の繰り返し
・計算過程を丁寧に書いた (指示語の変換も必要)
この2つが入って正解となります。
★最初に問題の解答部分となる述語を探したら良い訳です。
しかし、述語を探さずに頭から書いてしまうと
「山本先生から教えてもらい文章問題を3回繰り返したから」
と書くので計算過程のことが入っていないことから減点か得点なしとなります。
★接続語の「また、」に注目していれば繰り返しの他にも理由があるというのも分かります。
感覚で記述問題を答える癖がつくと不要なかざり言葉を書いてしまうために必要な述語を漏らしてしまう訳です。
こういったことも国語を苦手とする原因の一つとなりますし、訓練すれば得点化することもできます。
0
ときわの塾へのご相談・お問い合わせはお気軽に