国語の記述問題で答えをまとめられない子へ|読めても書けない原因
この記事の内容
国語の記述問題では、本文を理解し、答えになる場所を見つけられていても、必要な内容を選び、決められた文字数にまとめられない子がいます。
「読めるのに書けない」原因の一つである、言葉を選ぶ力・言い換える力・まとめる力について、ときわの塾が解説します。

「文章は読めているのに、記述問題になると急に書けなくなる。」
中学受験を考えている保護者の方から、このようなご相談をよくいただきます。
「うちの子は読解力がないのでしょうか。」
「本文は理解しているように見えるのに、記述になると点数が取れません。」
記述問題が苦手だと、「読む力」が足りないと思われる方は少なくありません。
しかし、西宮市で多くの中学受験生を指導してきた中で、私は読解力だけが原因ではないと感じています。
「読める」と「書ける」は別の力です
本文の内容は理解できている。
答えになりそうな部分も見つけられている。
それでも、記述問題になると手が止まってしまう子がいます。
その理由の一つが、
「言い換える力」
です。
中学受験の記述問題では、本文をそのまま書き写せば正解になる問題は多くありません。
必要な内容を選び、
言葉を整理し、
違う表現へ言い換え、
決められた文字数にまとめることが求められます。
つまり、記述問題では
「読む力」と「まとめる力」の両方が必要なのです。
記述問題でつまずく子に多い特徴
もちろん個人差はあります。
しかし、多くの子どもたちを見ていると、
「答えはこのあたりだ。」
ということは分かっていても、
30字や60字にまとめられない子が少なくありません。
本文を理解していても、
言葉を短くまとめられない。
別の表現に言い換えられない。
必要な内容だけを選べない。
その結果、記述問題で点数を落としてしまいます。
だから私は、記述問題が苦手な子を見るとき、
まず
「読めているか。」
ではなく、
「まとめられているか。」
を確認するようにしています。
「言い換える力」は日常生活でも育てられます
言い換える力は、特別な教材だけで身につくものではありません。
日頃から、
「別の言い方をすると?」
と考える習慣が役立ちます。
例えば、
「とてもおいしそう。」
を、
「豪華な料理。」
と言い換える。
「すごく素敵。」
を、
「魅力的。」
と言い換える。
「恥ずかしくて動けなかった。」
を、
「シャイになった。」
と言い換える。
一つの出来事を違う言葉で表現する経験を積み重ねることで、記述問題に必要な「まとめる力」が少しずつ育っていきます。
映像作品も「言い換え」の教材になります
海外作品では、字幕と吹き替えで表現が異なる場面があります。
意味は同じでも、
使われる言葉が違うことは珍しくありません。
「どうしてこの表現になったのだろう。」
そんな視点で見るだけでも、言葉の幅は少しずつ広がります。
映像を楽しみながら、「別の言い方」を意識することも、言い換える力を育てる方法の一つです。
ときわの塾が大切にしていること
ときわの塾では、
「記述問題が苦手だから、もっと問題を解こう。」
とは考えていません。
まずは、
どこで止まっているのか。
何が原因なのか。
一人ひとりを観察し、整理します。
読むことが苦手なのか。
語彙が不足しているのか。
言い換えが苦手なのか。
文字数にまとめることが難しいのか。
原因が分かれば、改善する方法も見えてきます。
だから私たちは、
観察し、原因を整理し、一つずつ改善していくことを大切にしています。
西宮市で中学受験を考えている保護者の方へ
国語の記述問題が苦手だからといって、必ずしも読解力が不足しているとは限りません。
記述問題では、
読む力。
言葉を選ぶ力。
言い換える力。
まとめる力。
これらが組み合わさって初めて、自分の言葉で書けるようになります。
だからこそ、ときわの塾では、一人ひとりがどこでつまずいているのかを見極め、その子に合った改善方法を考えています。
原因を整理し、一つずつ改善していくこと。
その積み重ねが、国語の記述問題への自信につながると私たちは考えています。

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