答え合わせをしても成績が伸びない子へ|答えを写すだけでは身につかない理由
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答え合わせは、正解と不正解を確認するだけの作業ではありません。間違えた原因を調べ、問題と正しい答えを結びつける大切な勉強時間です。国語の記述問題と社会を例に、次の得点につながる答え合わせの方法を、ときわの塾が解説します。

「答え合わせはきちんとしているのに、同じような問題をまた間違えます」
このようなお子さんは、答え合わせをしていないのではありません。
答え合わせのときに、
- 模範解答をそのまま写す
- 問題文を読まずに正解だけを書く
- 自分の答えがなぜ違うのかを確認しない
- 正解したと思った問題は解答と照合しない
という行動をしていることがあります。
これでは、ノートには正しい答えが残っても、本人の中には正しい考え方が残りません。
答え合わせは、勉強が終わった後の作業ではありません。
間違えた問題を理解し、次に一人で解けるようにするための勉強です。
答え合わせで大切なのは「何を間違えたか」を調べること
間違えた答えを正しく書き直すだけなら、模範解答を見ればできます。
しかし、本当に確認しなければならないのは、
- 問題文を正しく読めていたか
- 答えを探す範囲は合っていたか
- 必要な言葉を選べていたか
- 覚えた知識と問題が結びついていたか
という点です。
ここを確認しなければ、次に似た問題が出ても同じ間違いを繰り返します。
国語の記述問題は、模範解答を写す前に本文を確認する
国語の記述問題では、模範解答を写して答え合わせを終える子が少なくありません。
ところが、模範解答を写すだけでは、
「本文のどこを使えばよかったのか」
「自分の答えには何が足りなかったのか」
が分かりません。
まず、自分の答えが正解なのか、似ているようで内容が違うのかを確認します。
その後、模範解答の根拠となる部分を本文から探し、その範囲を囲みます。
答えの範囲を読んでいたか
記述問題で答えを探すとき、傍線のすぐ近くだけを読んでいる子がいます。
しかし、答えの根拠が傍線から離れた場所に書かれていることもあります。
答え合わせのときに本文の根拠を探すと、
「自分はここを読んでいなかった」
「この問題では、傍線より前まで戻る必要があった」
と分かります。
この確認を重ねることで、次にどの範囲を探せばよいかが少しずつ分かるようになります。
必要のない説明を書きすぎていなかったか
記述問題では、主語などに説明を付け加えすぎて、肝心の述語を書けなくなることがあります。
例えば、理由を二つ答える問題なのに、一つ目の説明を長く書きすぎて、二つ目を入れる字数がなくなる場合です。
答え合わせでは、本文の根拠と模範解答を比べます。
そして、
- どの言葉が得点に必要だったのか
- どの部分は省いても意味が伝わるのか
- 自分はどこに字数を使いすぎたのか
を確認します。
これは、正解を書き写すだけでは身につかない「要約の練習」になります。
どの言葉が言い換えられているか
本文の言葉をそのまま並べると、字数制限に収まらないことがあります。
そのため、模範解答では本文の表現が短い言葉に言い換えられている場合があります。
答え合わせのときに、
「本文のこの表現が、模範解答ではこの言葉になっている」
と確認することで、語彙が増え、言い換え方も学べます。
社会は、正解だけを覚えても点数につながらない
社会の答え合わせでは、最初に解答を見て、一問ずつ正しく照合します。
自分では合っていると思っている答えでも、必ず解答を確認します。
漢字や用語を間違えているのに、本人が正解だと思い込み、そのまま覚えていることがあるからです。
間違えた問題は、正しい答えを書く前に問題文を最低でも3回読みます。
ところが、問題文を読まずに正解だけを書き直している子がいます。
ひどい場合には、何を聞かれた問題なのかを確認せず、答えの言葉だけを覚えています。
これは、九九で「5×9=45」の45だけを覚えているようなものです。
45という数字を覚えていても、「何を聞かれたときの答えが45なのか」が分からなければ使えません。
社会も同じです。
用語だけを覚えるのではなく、
- 何について聞かれているのか
- どの条件からその答えになるのか
- 問題文と正解がどのようにつながっているのか
を確認する必要があります。
答え合わせの時間に勉強する子は、同じ間違いが減っていく
答え合わせを早く終わらせることが目的になると、正解を書いて終わってしまいます。
大切なのは、間違えたときに、
「なぜ、この答えになるのか」
「自分はどこで判断を間違えたのか」
を調べることです。
答え合わせの時間に正しい読み方や考え方を学ぶことで、次に似た問題が出たときに使える力になります。
ノートに正しい答えが書かれているだけでは、学習したことにはなりません。
正しい答えにたどり着くまでの考え方を確認し、次は一人でできる状態にする。
それが、得点につながる答え合わせです。
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