塾が子どもに「寄り添う」とは?|ときわの塾が確認していること
この記事の内容
「一人ひとりに寄り添います」
塾のホームページや案内で、よく見かける言葉です。
しかし、実際に子どもの何を見て、どのように指導へ反映するのかが分からなければ、保護者の方は自分の子どもに合う塾なのか判断できません。
ときわの塾が考える寄り添うとは、子どもの気持ちを受け止めることに加えて、問題の読み方、ノートの使い方、手が止まる場面などを観察し、必要な指導を考え続けることです。
「寄り添う」という言葉を、実際の指導でどのような行動に変えているのか。ときわの塾が解説します。

「寄り添います」だけでは分からないことがあります
教育の世界では、
「お子さま一人ひとりに寄り添います」
という言葉がよく使われます。
もちろん、その言葉に込められた思いを否定するものではありません。
子どもの気持ちを受け止めることも、困っているときに励ますことも大切です。
しかし、保護者の方が塾を選ぶときに知りたいのは、思いだけではないと思います。
子どもの何を見てもらえるのか。
分からない原因をどのように見つけるのか。
指導しても変化がなかったとき、どう対応するのか。
そこまで分かって初めて、自分の子どもに合う塾なのかを判断できます。
だから私は、「寄り添う」という言葉を使うのであれば、具体的に何をするのかまでお伝えする必要があると考えています。
ときわの塾は、まず学習中の行動を見ます
勉強が苦手になる原因は、一人ひとり違います。
同じ問題を間違えていても、
- 問題文を最後まで読んでいない
- 数字だけを拾って式を作っている
- 例題の式をそのまま当てはめている
- 分からなくなると考える前に答えを聞いている
- 間違えた答えを消すだけで原因を確認していない
- 教わった直後はできても、一人では再現できない
など、実際に起きていることは異なります。
そのため、ときわの塾では、点数や正解数だけで判断しません。
問題へ取り組む様子を見ながら、
- 問題文をどのように読んでいるか
- ノートや途中式をどのように使っているか
- どの場面で手が止まるか
- 分からないときに何をしているか
- どのような質問をするか
- 間違えた後に何を確認しているか
- 教わった方法を次の問題でも使っているか
を見ています。
子どもに寄り添うためには、まず、その子に実際に何が起きているのかを知る必要があります。
「できない」という結果だけでは原因は分かりません
子どもは、「できていない」と指摘される機会はあっても、なぜできなかったのかまで確認してもらえるとは限りません。
例えば、「計算が遅い」という結果だけを見ても、必要な指導は決まりません。
九九や基本的な計算が定着していないのか。
途中式を書かず、頭の中だけで処理しようとしているのか。
数字を写し間違えているのか。
解き方に自信がなく、何度も確認しているのか。
一つの計算方法しか使えず、工夫ができていないのか。
原因によって、必要な練習や声のかけ方は変わります。
「計算をもっと練習しましょう」と問題数を増やすだけでは、すでにできていることを繰り返し、本当につまずいている部分が残ることもあります。
結果だけを見るのではなく、その結果になるまでの行動を見ることが大切です。
観察した事実から原因を考えます
子どもの行動を見た後は、事実を整理します。
例えば、
問題文の途中で式を書き始めた。
同じ言葉が出てくると、以前と同じ解き方を使った。
例題を見ているが、答えの数字だけを確認している。
正解を写した後、自分では解き直していない。
このような事実が見つかれば、なぜその行動になっているのかを考えます。
問題文を読む力に課題があるのか。
何を求められているか整理できていないのか。
例題から何を学べばよいか分かっていないのか。
正解を書けば勉強が終わったと思っているのか。
最初から原因を決めつけるのではなく、観察した事実をもとに可能性を考えます。
指導した後も、もう一度確認します
原因について考えたら、その子に必要だと思われる指導を行います。
問題文を最後まで読む。
条件へ印を付ける。
図や表に整理する。
途中式を書く。
例題から覚えることを言葉にする。
答えを隠して一人で解き直す。
間違えた原因と、次に変える行動を確認する。
ただし、一度指導しただけで、その方法が子どもに合っていたとは判断できません。
指導した後に、実際の行動が変わったかをもう一度見ます。
問題文を最後まで読むようになったか。
同じ間違いが減ったか。
教わった方法を、別の問題でも使えたか。
何も見ずに一人で解けたか。
変化が見られなければ、別の原因や指導方法を考えます。
寄り添うとは、最初に選んだ方法を続けることではありません。その子の反応を見ながら、必要な方法を考え直すことでもあります。
子どもの気持ちと、起きている事実の両方を見ます
寄り添うことは、子どもの気持ちを何でもそのまま受け入れることでも、できていないことを厳しく指摘することでもありません。
「分からない」
「もうやりたくない」
「自分にはできない」
という言葉の背景に何があるのかを考えます。
本当に内容が分からないのか。
問題文が長く、読む前から諦めているのか。
何度も間違えて自信を失っているのか。
取り組み方が分からず、手を動かせないのか。
気持ちを受け止めながらも、実際の行動を確認します。
優しい言葉だけで終わらず、その子が次に何をすればよいのかまで一緒に考えることが必要です。
「教えて終わり」では学ぶ土台は育ちません
解き方を教えれば、その場では問題に正解できることがあります。
しかし、先生と一緒なら解ける状態と、一人でも解ける状態は同じではありません。
次に少し形の違う問題が出たときにも使えるか。
時間がたってからも解けるか。
何も見ずに考え方を説明できるか。
ここまで確認しなければ、教わったことが自分の力になったかは分かりません。
そのため、ときわの塾では、答えや解き方を伝えて終わるのではなく、子どもが自分で再現できるかまで確認します。
ときわの塾が考える「寄り添う」とは
ときわの塾が考える寄り添うとは、
観察する。
起きている事実を整理する。
その事実から原因を考える。
必要な指導を試す。
その後の変化を、もう一度確認する。
この繰り返しです。
子どもの気持ちを受け止めることと、学習中の事実を見ることの両方を大切にします。
そして、指導する側が最初から答えを決めつけず、その子に合う方法を考え続けます。
これが、ときわの塾が実際の指導で大切にしている「寄り添う」という考え方です。
ときわの塾は、点数だけを追いかけるのではなく、点数につながる行動を育てます。
その積み重ねによって、先生が隣にいなくても、自分で読んで、考えて、間違いを直し、もう一度取り組める「学ぶ土台」を育てていきます。
関連記事
勉強しているのに伸びない子へ|ときわの塾が育てる「学ぶ土台」
ときわの塾が、読む、説明する、分かることと分からないことを分ける、間違いの原因を見つけるなどの学習行動を重視する理由をまとめています。
問題が変わると解けない子へ|例題で学ぶべきこと
教わった直後にはできても、数字や問い方が変わると解けなくなる子がいます。例題から何を学び、次の問題へ何を持っていけばよいのかを具体的に解説しています。
答えは合うのに理由を説明できない子へ
正解しているという結果だけでは、本当に理解しているかまでは分かりません。理由を説明し、別の問題でも考え方を使える状態について解説しています。

ときわの塾へのご相談・お問い合わせはお気軽に
