習い事を辞めずに中学受験はできる?|両立するために大切なこと
この記事の内容
中学受験を考え始めたからといって、最初からすべての習い事を辞める必要はありません。
ただし、どのような状況でも習い事と受験勉強を両立できるわけではありません。志望校、現在の学力、受験までの期間、習い事に使う時間を確認し、限られた時間を必要な学習に使えるかを考える必要があります。
習い事を続けながら中学受験を目指すために、何を確認すればよいのかを、ときわの塾が解説します。

「中学受験を考えるなら、習い事は辞めたほうがよいのでしょうか」
西宮市で中学受験を考え始めた保護者の方から、このようなご相談をいただくことがあります。
サッカー、ピアノ、水泳、ダンス、そろばん。
子どもが好きで続けてきた習い事だからこそ、受験のために辞めさせるべきか迷われるのだと思います。
ときわの塾では、最初からすべての習い事を辞める必要はないと考えています。
ただし、「習い事を続けたままでも、無理なく合格できます」と簡単にお伝えすることもできません。
両立できるかどうかは、志望校や現在の学力だけでなく、
- いつから受験勉強を始めるのか
- 基礎がどの程度身についているのか
- 教わったことを一人でも再現できるのか
- 習い事にどれくらいの時間を使っているのか
- 受験までにどれくらいの学習量が必要なのか
によって変わるからです。
大切なのは、先に習い事を辞めることではありません。
限られた時間の中で、何を優先して勉強するのかを明確にすることです。
中学受験をするなら習い事は辞めるものなのでしょうか
中学受験には、
「毎日塾へ通う」
「大量の宿題をこなす」
「夜遅くまで勉強する」
というイメージがあります。
実際に、最難関校を目指す場合や、志望校と現在の学力に大きな差がある場合には、相当な学習時間が必要になることがあります。
しかし、すべての中学受験が同じではありません。
志望校が違えば、必要な学習内容も違います。現在の学力や得意・不得意が違えば、優先して取り組むべき単元も変わります。
それにもかかわらず、最初から全員に同じ量の勉強を求めれば、習い事だけでなく、小学生らしい生活まで手放さなければならなくなることがあります。
ときわの塾が大切にしているのは、勉強量をただ増やすことではありません。
志望校合格に必要なことを整理し、その子にとって優先順位の高い学習から進めることです。
「習い事を続けること」自体が目的ではありません
ときわの塾では、習い事を続けながら中学受験を目指すことを応援しています。
しかし、どのような状況でも習い事を優先すればよいという意味ではありません。
志望校と現在の学力を確認した結果、学習時間が明らかに足りない場合には、習い事の回数や時期を調整する必要があります。
特に受験学年になると、模試や過去問、弱点補強に使う時間が増えていきます。大会や発表会の時期と重なれば、すべてを今までと同じように続けることが難しくなる場合もあります。
そのときに考えるのは、「続けるか、すべて辞めるか」という二択だけではありません。
- いつまで今の回数で続けるのか
- どの時期だけ回数を減らすのか
- 受験直前だけ休む必要があるのか
- 何を優先すれば志望校に近づけるのか
を、状況に応じて判断します。
必要なことに絞る中学受験
中学受験の勉強は、取り組もうと思えば、いくらでも問題を増やせます。
しかし、勉強する内容を増やすだけで、合格に近づくとは限りません。
できる問題を繰り返している一方で、本当に改善すべき問題が後回しになっていることがあります。
解説を聞いた直後には分かったつもりになっていても、数日後に一人で解くと、同じところで止まる子もいます。
この状態で問題数だけを増やしても、勉強時間ほど実力は伸びません。
ときわの塾では、子どもの答案や授業中の様子を確認しながら、
- すでに一人でできること
- 説明を聞けばできること
- 一人では再現できないこと
- 今、優先して改善すべきこと
を分けて指導します。
目指しているのは、単に勉強時間を短くすることではありません。
限られた時間を、実力につながる学習に使えるようにすることです。
両立するために必要なのは「学ぶ土台」です
習い事を続けながら中学受験をするためには、短時間で多くの問題をこなせればよいと思われるかもしれません。
しかし、本当に大切なのは、教わったことを自分の力に変えられることです。
例えば、
- 問題文を最後まで読む
- 条件を整理する
- 図や途中式を書く
- 間違えた原因を確認する
- 教わった解き方を一人で再現する
- 分からないまま放置せずに質問する
といった行動です。
ときわの塾では、こうした学習に向かう行動を「学ぶ土台」と考えています。
学ぶ土台が育っている子は、限られた時間でも改善すべきことに集中できます。
反対に、問題文を十分に読まない、解説を聞いただけで終わる、間違いを直さないという状態では、通塾日数や宿題を増やしても実力につながりにくくなります。
習い事との両立を考えるとき、先に減らすべきものが習い事とは限りません。
まず確認したいのは、勉強時間の中に「やっただけで終わっている時間」がないかどうかです。
算数では一人で再現できるかが大きな差になります
中学受験の算数では、学年が上がるにつれて、割合、速さ、比、図形など、複数の条件を整理して考える問題が増えていきます。
計算方法を覚えるだけでは対応できません。文章を読み、必要な条件を取り出し、図や式に置き換える必要があります。
文章題が苦手な子には、
- 式を立てる前に混乱する
- 問題文の一部だけを見て計算する
- 図を書かず、頭の中だけで考える
- 途中式を省略する
- 教わった直後はできても、次は自己流に戻る
といった様子が見られることがあります。
この状態で問題数だけを増やしても、同じ間違いを繰り返します。
ときわの塾では、答えが合っているかだけでなく、
「問題文をどのように読んだのか」
「どこで分からなくなったのか」
「教わった考え方を一人でも使えるのか」
まで確認します。
授業中にできることと、一人で再現できることは同じではありません。
限られた時間で中学受験に必要な力を育てるには、この違いを曖昧にしないことが重要です。
習い事と両立しやすい子に見られる四つの行動
少しずつでも学習を続ける
まとまった時間が取れない日でも、漢字や語句、計算、暗記など、短時間でできる学習を後回しにしません。
一度に長く勉強することより、必要な学習を途切れさせないことが大切です。
間違えた問題をそのままにしない
丸つけをして答えを書き直すだけでは、次に同じような問題が出たときに解けるとは限りません。
なぜ間違えたのかを確認し、もう一度自分で解けるところまで戻ります。
教わった解き方を再現する
授業中に先生と一緒に解けても、一人で解けなければ、まだ自分の力になったとはいえません。
言われた手順を写すだけでなく、「なぜこの式になるのか」を確かめながら、もう一度自分で解きます。
今やるべきことの優先順位を理解する
時間が限られているからこそ、何から取り組むかが重要です。
得意な問題だけを続けるのではなく、志望校との間にある課題から逃げずに取り組む必要があります。
最難関校を目指す場合には両立が難しくなることもあります
最難関校を目指す場合や、受験勉強を始めた時期が遅く、志望校との間に大きな差がある場合には、効率を高めるだけでは足りないことがあります。
難しい問題を考え続ける時間、幅広い単元の演習、過去問対策など、どうしても一定の学習量が必要になるからです。
その場合には、習い事の回数を減らしたり、受験直前の一定期間だけ休んだりする判断が必要になることもあります。
だからこそ、ときわの塾では、最初から「習い事を辞めなくても大丈夫」と結論を決めません。
志望校、現在の学力、受験までの期間、習い事の予定を確認し、その子にとって現実的な方法を考えます。
難しい状況を確認せずに「大丈夫です」と言うことが、誠実だとは考えていません。
通塾回数自由だから学習量を調整できます
ときわの塾の中学受験コースは、決められた曜日に週何回と固定するのではなく、通塾回数自由としています。
そのため、
- 習い事の曜日
- 大会や発表会
- 学校行事
- 体調
- 模試や受験までの時期
に応じて、通塾する日を調整できます。
習い事が忙しい時期には無理のない予定を組み、学習量が必要な時期には通塾回数を増やせます。
ただし、自由とは「来られる日だけ来ればよい」という意味ではありません。
志望校に向けて必要な学習量を確認したうえで、塾とご家庭で予定を調整します。
曜日を固定しないことは、勉強を減らすための仕組みではありません。その時期に必要な学習へ時間を使いやすくするための仕組みです。
習い事を続けてきた経験も子どもの大切な一部です
長く続けてきた習い事には、技術だけではない価値があります。
できなかったことを繰り返し練習する。
先生の話を聞いて、自分の動きを直す。
すぐに結果が出なくても続ける。
大会や発表会に向けて準備する。
こうした経験は、中学受験の勉強にもつながります。
もちろん、習い事を続けていれば、自然に受験勉強もできるようになるわけではありません。
それでも、子どもが積み重ねてきたものを、受験が始まるという理由だけで、最初から不要なものとして扱う必要はないと考えています。
受験だけを子どもの生活の中心にするのではなく、その子がこれまで大切にしてきたものも確認しながら、現実的な受験の形を考えます。
西宮市で習い事と中学受験の両立に悩んでいる方へ
「習い事を辞めなければ、中学受験はできないのだろうか」
そう悩んだとき、すぐに習い事を辞めるか、中学受験を諦めるかを決める必要はありません。
まず確認したいのは、
- どの学校を目指すのか
- 現在どこまでできているのか
- 何が実力の伸びを止めているのか
- 受験までに必要な学習量はどれくらいか
- 習い事と勉強の時間をどう組み立てるか
ということです。
ときわの塾は、すべての子どもに同じ受験の形を求める塾ではありません。
習い事を続けながらでも届く学校なのか。
どこかで時間の調整が必要になるのか。
今は受験勉強よりも先に、基礎を整えるべきなのか。
現在の学力と志望校までの距離を確認し、その子に合った方法を考えます。
習い事も中学受験も、その子にとって大切な経験です。
どちらかを簡単に手放す前に、限られた時間をどのように使えばよいのか、一緒に考えていきます。

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