②勉強しているのに成績が上がらない理由|理解力・記憶力より大切な5つの学習習慣
「うちの子は理解力がないのでしょうか」
「集中力が続かないから成績が上がらないのでしょうか」
保護者の方から、このような相談を受けることがあります。
確かに理解力や記憶力、集中力には個人差があります。
しかし、長年子どもたちを指導してきた中で感じるのは、成績の差を生み出している最大の要因は能力ではなく学習行動であることが多いということです。
実際に、勉強が得意な子と苦手な子を比べると、理解力や記憶力以上に「勉強の進め方」に大きな違いがあります。
今回は、成績が伸びない子によく見られる学習行動と、当塾が大切にしている指導方針についてお話ししたいと思います。
成績が伸びる子は学習方法を進化させている
勉強が得意な子は、学年が上がるにつれて学習方法そのものを改善していきます。
一方で、勉強が苦手な子は、小学校低学年の頃とほとんど同じ学習方法を続けていることがあります。
低学年のうちは、それでもある程度の点数を取ることができます。
しかし学年が上がり、学習内容が複雑になるにつれて差は少しずつ広がっていきます。
つまり、学力差は能力の差だけではなく、学習習慣や学習行動の差によって生まれていることが少なくないのです。
① 説明を最後まで聞かない
勉強が苦手な子によく見られるのが、説明を十分に聞かないことです。
場合によっては最初から聞いておらず、
「例題を見れば解ける」
と考えていることもあります。
しかし、例題を見ながら解けることと、自分一人で解けることは全く違います。
本当に学力が身についた状態とは、何も見なくても教わった内容を思い出し、自分の力で再現できる状態です。
そのため当塾では、説明を聞くだけで終わらせず、
「何を学んだのか」
「なぜその解き方になるのか」
を整理する時間を大切にしています。
② 教わった内容を復習せずに問題を解き始める
勉強ができる子ほど、問題を解く前に教わった内容を振り返っています。
反対に成績が伸び悩む子は、説明が終わった瞬間に問題へ取りかかろうとします。
しかし、人は一度聞いただけでは簡単に忘れてしまいます。
だからこそ、
- 今何を教わったのか
- どのような手順で解くのか
- どこが重要だったのか
を確認する時間が必要です。
当塾では説明後に必ず復習時間を設けています。
また、ただ眺めるだけになっていないか確認するために、
「今の説明を言葉で説明してみよう」
と問いかけることもあります。
復習は学力向上のための最も重要な学習習慣の一つだと考えています。
③ 自分流で解き方を進めてしまう
私が最も重要だと考えているのがこの部分です。
成績が伸び悩む子の中には、教わった方法ではなく、自分なりのやり方で進めてしまう子がいます。
本人は理解しているつもりでも、実際には重要な部分を勘違いしていることがあります。
その結果、
- 同じ問題しか解けない
- 問題の形が変わると解けない
- ミスが安定して減らない
という状態になります。
勉強ができる子は、まず教わった方法を正確に再現しようとします。
当塾でも、
「まずは正しく真似ること」
を大切にしています。
再現できるようになってから初めて応用力が育つと考えているからです。
④ 分からないことを放置する
学習とは、
分からないことを見つける
↓
理解する
↓
再現できるようにする
この繰り返しです。
しかし勉強が苦手な子ほど、分からないことをそのままにしてしまうことがあります。
最初は小さな疑問でも、それが積み重なると大きな理解不足になります。
そして学年が上がるにつれて、
「授業が分からない」
「勉強が嫌い」
という状態につながってしまいます。
当塾では、質問が苦手な子に対しても積極的に声をかけ、理解度を細かく確認しています。
分からないことを放置しない習慣は、学力向上の土台になるからです。
⑤ 勉強を「覚えるつもり」で取り組んでいない
ゲームのルールや好きなスポーツ選手の名前は自然と覚えているのに、勉強になると覚えられない。
そんな経験はないでしょうか。
違いは意識にあります。
好きなことには自然と関心が向きます。
しかし勉強はそうではありません。
だからこそ、
「覚える」
「理解する」
という意識を持ちながら学習する必要があります。
ところが、
「ノートを書いたから覚えたはず」
「問題を解いたから大丈夫なはず」
と考えてしまうことがあります。
実際には、勉強したことと覚えたことは別です。
勉強時間は長いのに成績が上がらない子には、この傾向がよく見られます。
学習行動が変われば成績は変わる
ここまで紹介した内容は、単なる勉強テクニックではありません。
その子の学習に対する考え方や価値観にも関わる部分です。
だからこそ当塾では、問題の解き方だけを教えるのではなく、
- 学習習慣
- 学習行動
- 勉強への向き合い方
を改善することを大切にしています。
学力は一日で大きく変わるものではありません。
しかし、学習行動が変われば学習の質は変わります。
そして学習の質が変われば、結果も少しずつ変わっていきます。
西宮市・阪神西宮で勉強習慣にお悩みの方へ
ときわの塾では、西宮市・阪神西宮エリアを中心に、小学生・中学生を対象とした指導を行っています。
勉強が苦手なお子さんの多くは、能力の問題ではなく学習習慣に課題を抱えています。
- 勉強しているのに成績が上がらない
- 家で勉強する習慣が身につかない
- 中学受験や高校受験に向けて学習方法を改善したい
という方は、学習内容だけでなく学習行動そのものを見直してみることが大切です。
当塾では、一人ひとりの状況に合わせて学習習慣の改善からサポートしています。
次回は、ときわの塾が大切にしている国語指導の考え方についてお話ししたいと思います。

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