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2025年2月8日

子どもに勉強を教えるとイライラする保護者の方へ|家でうまくいかなくても自分を責めないで

ときわの塾先生のブログ

親が子どもに勉強を教えると、期待や将来への心配が重なり、先生と生徒のようには進まないことがあります。家庭ですべてを教えようとせず、分からないところを学校や塾へつなぐことも、子どもの学習を支える大切な関わり方です。

「子どもに勉強を教えると、イライラして親子げんかになります」。親子だからこそ、家庭で勉強を教えるのは難しいものです。家で問題の解き方まで教えなくてもできる、子どもの学習の支え方を、ときわの塾が解説します。

「子どもに勉強を教えると、ついイライラしてしまいます」

「何度説明しても伝わらず、最後には親子げんかになります」

「家で勉強を見てあげられない自分は、親として駄目なのでしょうか」

保護者の方から、このようなお話を伺うことがあります。

しかし、子どもに家庭で勉強を教えることは、想像している以上に難しいものです。

説明の仕方だけが問題なのではありません。

親子だからこそ、期待や心配、これまでの生活の中での出来事まで重なります。

家でうまく教えられなくても、保護者として努力が足りないわけではありません。

どうか、自分を責めないでください。

塾の先生でも、自分の子どもに教えるのは難しいものです

私にも子どもがいますが、自宅で勉強を教えることはほとんどありませんでした。

塾で多くの子どもたちを指導していても、自分の子どもに教えることには、教室とは違う難しさがあるからです。

塾では、先生と生徒という関係があります。

子どもがどのように問題へ取り組んでいるのかを見ながら、その場の行動について認めたり、必要なことを注意したりできます。

しかし、家庭では勉強以外の生活もすべてつながっています。

勉強については認めてあげたいと思ったときに、生活面で注意したいことが起こる。

反対に、勉強について注意したいときに、生活面では認めてあげたいことが起こる。

親子で生活していると、認めたいことと注意したいことが、同じタイミングで重なります。

勉強を始める前に、片づけやゲームのことで注意していたかもしれません。

保護者は仕事や家事で疲れているかもしれません。

子どもも、学校で嫌なことがあったかもしれません。

その状態で勉強を教え始めれば、目の前の問題だけの話ではなくなります。

保護者が感情的になったり、子どもが素直に話を聞けなくなったりすることは、決して珍しくありません。

教え方が悪いからでも、親としての努力が足りないからでもないのです。

親が勉強を教えると、なぜイライラするのでしょうか

保護者は、自分の子どものことを大切に思っています。

だからこそ、

「これくらいはできるようになってほしい」

「さっき説明したことを、どうしてまた間違えるのだろう」

「このままで大丈夫なのだろうか」

という気持ちが生まれます。

先生であれば、目の前の一問について、どこで止まっているのかを見ながら考えられます。

しかし、保護者はその一問だけを見ているわけではありません。

次のテストは大丈夫だろうか。

このまま勉強が苦手にならないだろうか。

進学すると、さらに困るのではないか。

目の前の間違いから、子どもの将来まで考えてしまいます。

その心配が大きいほど、

「今、分からせなければならない」

「何としても今日できるようにしなければならない」

という気持ちが強くなります。

説明を聞かない子どもに腹が立っているように見えても、その根本には子どもの将来を心配する気持ちがあります。

大切に思っているからこそ、感情が動くのです。

子どもも、親から教えられると素直に聞けないことがあります

保護者が一生懸命説明しているのに、子どもが不機嫌になることがあります。

話を最後まで聞かない。

ふてくされた態度を取る。

「分かっている」と言い返す。

先生から同じことを言われれば聞けるのに、親から言われると反発する。

これも、親子だからこそ起こりやすいことです。

子どもにとって、家庭は安心して過ごす場所でもあります。

学校や塾では我慢できることでも、保護者の前では感情が出ることがあります。

また、勉強の間違いを指摘されただけでも、普段の生活まで否定されたように感じる子もいます。

保護者が悪いわけでも、子どもがわざと困らせているわけでもありません。

先生と生徒ではなく、親と子だから難しいのです。

「家でも勉強を見てあげてください」は簡単ではありません

学校や塾から、

「ご家庭でも勉強を見てあげてください」

と言われることがあります。

しかし、実際にやってみると簡単ではありません。

保護者は、子どもへ勉強を教えるための訓練を受けているわけではありません。

自分では当たり前にできることほど、どこから説明すればよいのか分からないこともあります。

保護者が理解できた方法と、子どもが理解できる方法が同じとも限りません。

さらに、勉強を教えることに加えて、

  • 子どもの気持ちを整える
  • 自分の感情を抑える
  • 子どもの理解度を確かめる
  • 親子関係を壊さないようにする

ということまで同時に求められます。

これは、かなり難しいことです。

塾で教えている私でも、自分の子どもに勉強を教えることは難しいと感じました。

家庭でうまく教えられないからといって、保護者として失敗しているわけではありません。

家庭ですべてを教えなくても大丈夫です

家庭で勉強を見ることと、問題の解き方をすべて教えることは同じではありません。

保護者が詳しく教え続けることで、子どもが、

「分からなくても、家で教えてもらえばよい」

と思うようになることもあります。

すると、学校や塾で説明を聞く意識が弱くなったり、自分で考える前に誰かの助けを待ったりする場合があります。

もちろん、家庭で教えることがすべて悪いわけではありません。

少し確認するだけで理解できることもあります。

しかし、説明しても伝わらず、親子ともにイライラしているのなら、無理に続ける必要はありません。

家庭だけですべてを解決しようとせず、学校や塾へつないでください。

分からない問題は、塾へ持っていけばよい。

学校で習ったことなら、学校の先生にもう一度確認すればよい。

家庭で先生になるのではなく、子どもが先生へ質問できるように支えることも、保護者にできる大切な関わり方です。

家庭では、問題を教えなくても学習を支えられます

家庭で勉強に関わるなら、次のような方法があります。

  • 漢字や英単語などの暗記を一緒に確認する
  • 宿題に取り組んだかを確認する
  • 勉強を始められたことを認める
  • 分からない問題に印を付ける
  • どこまで分かったのかを確認する
  • 学校や塾で質問する内容を一緒に整理する
  • 教えてもらったあと、自分でもう一度解いたかを確認する

これだけでも、子どもの学習を十分に支えられます。

特に、考え方が必要な問題や、どこでつまずいているのか分かりにくい問題は、家庭だけで解決しようとしなくても構いません。

無理に答えまで出そうとして親子げんかになるよりも、分からない問題を見つけて、学校や塾へ持っていくほうが次の学習につながります。

「分からないところを見つける」だけでも意味があります

家庭学習の目的を、すべての問題をできるようにすることだと考えると、保護者にも子どもにも大きな負担がかかります。

しかし、家で分からない問題が見つかったことは失敗ではありません。

どこまでは分かったのか。

どこから分からなくなったのか。

説明のどの部分で止まったのか。

何を先生に聞けばよいのか。

ここまで整理できれば、次の指導につなげられます。

子どもが自分の分からない点を見つけることも、大切な学習です。

家庭で無理に答えまで出すよりも、

「この問題は、塾で質問しよう」

「先生に聞いたあと、自分でもう一度解いてみよう」

と整理するほうが、子どもが自分で学ぶ力につながります。

親子げんかになりそうなときは、教えるのをやめても構いません

勉強を教えていて、保護者も子どもも感情的になってきたら、その場で教えるのをやめても構いません。

そのまま続けても、説明が伝わりにくくなるだけでなく、子どもが勉強そのものを嫌いになることがあります。

分からない問題に印を付ける。

どこで止まったのかを簡単に書いておく。

学校や塾へ持っていく。

それで十分です。

途中で教えるのをやめることは、保護者が投げ出したということではありません。

家庭で無理に解決するより、適切な相手へつなぐという判断です。

家で勉強を教えられなくても、子どもを支えられます

勉強を教えることだけが、保護者にできる支援ではありません。

安心して勉強できる環境を整えること。

学校や塾の先生の話をしっかり聞くように伝えること。

できなかった結果だけでなく、改善した行動を認めること。

分からないことを、そのままにせず質問するように促すこと。

困ったときに、学校や塾へ相談すること。

これらも、子どもの学びを支える大切な関わり方です。

家で勉強を教えようとして、親子で言い合いになってしまった。

何度説明しても伝わらず、イライラしてしまった。

そのようなことがあっても、保護者として失敗しているわけではありません。

親子だからこそ難しいのです。

私自身も難しいと感じ、自分の子どもに勉強を教えることは、ほとんどしませんでした。

家庭で先生になる必要はありません。

分からないところは学校や塾へつなぎ、家庭では子どもが学び続けられる環境を支えてください。

家でうまく教えられなくても、どうか自分を責めないでください。

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