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2025年2月3日

親が勉強を教えすぎると子どもが伸びにくい理由|家庭でできる関わり方

ときわの塾先生のブログ

家で一生懸命教えているのに、子どもの成績が伸びないのはなぜでしょうか。親が勉強を教えすぎることで、子ども自身が考える時間を奪ってしまうことがあります。家庭で先生になるのではなく、自分で学べる子を育てる関わり方を、ときわの塾が解説します。

「家でも一生懸命教えているのに、なかなか成績が伸びません」

西宮市でも、このようなご相談を保護者の方からいただくことがあります。

特に中学受験の勉強が難しくなってくると、

「私も算数を勉強し直しています」

「家で教えられるように頑張っています」

というお話を伺うことがあります。

子どものために、何とか力になりたい。

そのお気持ちはよく分かります。

しかし、ときわの塾では、このようなお話を伺ったときにお伝えしていることがあります。

「保護者が勉強できるようになること」と「子どもの学力が伸びること」は同じではありません。

保護者が問題を理解して解き方を教えられるようになっても、子ども自身が考えていなければ、その問題を解く力は身につきません。

場合によっては、丁寧に教えようとするほど、子どもが自分の頭を使う時間を奪ってしまうこともあります。

親が理解しても、そのまま子どもの学力にはなりません

年間を通して、中学受験専門塾に通われているご家庭からもご相談をいただきます。

その中でよく耳にするのが、

「○○算が苦手なんです」

「比や図形になると急にできなくて……」

「私も一緒に勉強しています」

というお話です。

もちろん、保護者が学習内容を理解すること自体は悪いことではありません。

子どもが何を勉強しているのかを知ることは、学習状況を把握するうえでも役立ちます。

しかし、保護者が問題を解けるようになっただけでは、子どもの学力は伸びません。

問題を読んで、必要な情報を整理する。

どの考え方を使うのかを選ぶ。

途中で間違えたら、その原因を探す。

教えてもらった方法を使って、自分だけでもう一度解く。

こうした経験をするのは、保護者ではなく子ども自身です。

考える力は、子どもが自分の頭を使うことで育っていきます。

親が教えすぎると、子どもが考える時間が減ってしまいます

私はよく、次のようなお話をします。

私がご飯を食べても、隣の人のお腹はいっぱいになりません。

私が運動をしても、他の人の体力はつきません。

勉強も同じです。

保護者が問題を理解しても、それがそのまま子どもの力になるわけではありません。

子どもが問題に向き合っていると、考えが止まっているように見えることがあります。

保護者からすると、

「時間がもったいない」

「早く教えたほうが勉強が進む」

と感じるかもしれません。

そこで、すぐに解き方を説明したり、使う公式を教えたり、答えにつながる言葉を次々に与えたりすると、その問題は早く終わります。

しかし、問題が終わることと、子どもが一人で解けるようになることは別です。

保護者の説明を聞いて答えを書いただけなら、次に似た問題が出たとき、また誰かの説明を待つことになります。

目の前の問題を早く終わらせるために教えすぎると、子どもが自分で考えるために必要な時間が少なくなってしまいます。

分からない問題に出会ったときこそ、考える機会です

分からない問題が出てくることは、悪いことではありません。

子どもが、

「どこまでは分かっているのか」

「どこから分からなくなったのか」

「何を使えばよいのか」

を整理する機会になるからです。

ときわの塾では、子どもが問題に詰まったとき、すぐに答えを教えるのではなく、まず次のように確認します。

「どこまで考えたの?」

「何を聞かれている問題なの?」

「分かっていることは何?」

「どこから分からなくなったの?」

この確認をすると、子ども自身が自分の考えを振り返ることになります。

問題文を読み直すことで気づく子もいます。

条件を書き出すことで、続きを考えられる子もいます。

前に習った内容を思い出し、自分で解き始める子もいます。

それでも分からない場合には、必要なところを教えます。

ただし、教えて終わりにはしません。

教えてもらった考え方を使って、子ども自身がもう一度解きます。

さらに別の問題でも同じ考え方を使えるかを確かめます。

先生の説明を聞いた直後だけできるのではなく、次の問題でも、自分一人でもできるようにすることが大切です。

家庭では、すぐに教えず「どこまで分かったの?」と確認します

家庭で子どもが問題に詰まっていたら、すぐに解き方を説明する必要はありません。

まずは、

「どこまで分かったの?」

「何が分からないの?」

と聞いてみてください。

子どもが自分の考えを説明できるなら、その説明を聞きます。

説明している途中で、自分の間違いや分からない点に気づくこともあります。

一方で、

「全部分からない」

「何となく分からない」

としか答えられない場合は、問題文を最後まで読めていなかったり、何を聞かれているのか整理できていなかったりする可能性があります。

その場合も、保護者が最初から最後まで教えるのではなく、

「もう一度問題を読んでみよう」

「何を聞かれているか探してみよう」

と、子ども自身が確認する方向へ戻します。

それでも分からなければ、学校や塾で質問すればよいのです。

家庭ですべてを解決しようとしなくて構いません。

家庭で教えることが、答えを教えることになっていませんか

保護者は答えを教えているつもりがなくても、子どもが考える前にヒントを出し続けると、結果として答えまでの道筋をすべて示すことがあります。

「ここは割り算でしょう」

「この数字を使えばいいでしょう」

「さっきと同じやり方でしょう」

このように一つずつ誘導すれば、子どもは答えを書くことができます。

しかし、子ども自身が考えていなければ、答えを見ながら問題を終わらせている状態と大きく変わりません。

その場ではできたように見えても、テストでは一人で考えなければなりません。

隣で保護者が使う計算を教えてくれるわけではありません。

だからこそ、家庭学習でも「正解を書けたか」だけではなく、「自分で考えて答えにたどり着いたか」を見る必要があります。

家庭では、学校や塾の先生を信頼するように伝えてください

保護者が家庭で算数や国語の先生になる必要はありません。

家庭で大切にしてほしいのは、

「学校の先生の話をしっかり聞こう」

「分からないことは塾の先生に質問しよう」

と伝えることです。

親子だからこそ、説明を素直に聞けなかったり、感情的なやり取りになったりすることもあります。

保護者が一生懸命教えているのに子どもが聞かない。

子どもは教えられるほど不機嫌になる。

最後には、親子ともに疲れてしまう。

このような状態になるくらいなら、家庭で無理に教え続ける必要はありません。

分からない問題を塾へ持っていき、先生に質問する。

学校で習ったことが分からなければ、学校の先生の説明をもう一度聞く。

教えてもらったあとは、自分だけでもう一度解く。

家庭では、その学び方を支えていただくことが大切です。

保護者の役割は、子どもが学べる環境をつくることです

保護者の役割は、算数や国語の先生になることだけではありません。

勉強する時間をつくる。

落ち着いて取り組める場所を整える。

学校や塾で教わったことを大切にするように伝える。

分からないことを、そのままにせず質問するように促す。

できなかったことだけを責めるのではなく、どこまで取り組んだのかを見る。

こうした関わりも、子どもの学習を支える大切な役割です。

子どものために何かをしてあげたいと思うと、保護者自身が問題を解けるようになろうとすることがあります。

しかし、子どもに必要なのは、保護者が代わりに考えることではありません。

子どもが自分で考えられる環境と、困ったときに適切な相手へ質問できる環境です。

ときわの塾は「自分で学べる子」を育てます

ときわの塾は、保護者が家庭で勉強を教えられるようになることを目指す塾ではありません。

子ども自身が考え、自分の力でできることを一つずつ増やしていく塾です。

分からない問題に向き合う。

どこまで分かり、どこから分からないのかを整理する。

必要なことを先生に質問する。

教えてもらった方法を使い、自分だけでもう一度解いてみる。

別の問題でも同じ考え方を使えるか確かめる。

この積み重ねによって、子どもは少しずつ自分で学べるようになります。

分からない問題があることは、悪いことではありません。

大切なのは、分からないまま止まるのでも、誰かに答えを出してもらうのでもなく、自分で前へ進む方法を身につけることです。

点数だけを追いかけるのではなく、点数につながる行動を育てる。

ときわの塾は、その一歩一歩を大切にしています。

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