ときわの塾

校舎ブログ

blog
2026年8月25日

定期テスト前にワークが終わらない中学生へ|数学をためない進め方

桑津塾長先生のブログ

この記事の内容

定期テスト前になっても学校ワークが終わらない中学生は、テスト勉強を「提出するワークを終わらせること」だと考えている場合があります。

しかし、空欄を埋め、正しい答えを赤字で書いただけでは、テストで同じ問題を解けるとは限りません。

ときわの塾では、テストの2週間前までに基本的な範囲を終え、そこから一人で再現できない問題を練習します。学校ワークを提出物で終わらせず、点数につなげるための進め方を解説します。

定期テスト前の勉強が「ワークの宿題」になっていませんか

定期テストが近づくと、学校からワークの提出範囲が示されます。

すると、

「テスト前だからワークをしなければならない」

「提出日までに全部埋めなければならない」

と考える中学生がいます。

ワークを提出することは大切です。

しかし、ワークを期限までに提出することと、定期テストの準備ができていることは同じではありません。

分からない問題の答えを赤ペンで書く。

空欄をなくす。

最後のページまで進める。

これだけでも、提出物としては完成したように見えます。

しかし、テストで同じような問題が出たときに、一人で解けなければ点数にはつながりません。

定期テスト前の勉強が、ワークを提出するための宿題だけになっていないかを確認する必要があります。

ワークが終わった日から、本当のテスト勉強が始まります

学校ワークには、授業で学習した基本的な問題が多く含まれています。

そのため、ワークを進めること自体には意味があります。

しかし、一度問題を解いたことと、その問題を身につけたことは別です。

答えを見れば分かった。

解説を読めば納得できた。

先生と一緒なら解けた。

この状態では、まだテストで一人で解けるとは限りません。

テスト勉強で必要なのは、

  • 間違えた問題を見つける
  • なぜ間違えたのかを確認する
  • 必要な解き方を学ぶ
  • 何も見ずにもう一度解く
  • 数字や聞かれ方が変わっても解けるか試す

という学習です。

ワークを一周して、できない問題が見つかってからが、本当のテスト勉強の始まりです。

ときわの塾では、2週間前までに基本的な範囲を終えます

ときわの塾では、定期テストの2週間前までに、基本的なテスト範囲を終えることを目指します。

テスト範囲が正式に発表されるまで、何もしないわけではありません。

学校の授業がどこまで進んでいるか。

前回のテスト後から、どの単元を学習したか。

学校ワークをどこまで進めているか。

こうした状況から、出題される可能性が高い範囲を進めます。

そして、テストの2週間前になった時点で、

「学校ワークはどこまでできているか」

「どの単元が残っているか」

「一人で解けない問題はどれか」

を確認します。

2週間前からワークを最初のページから始めるのではありません。

その時点では、一度取り組んだ問題の中から、できない問題を練習できる状態にしておくことが理想です。

課題が遅れている子は、学校ワークを優先することがあります

普段は、塾で使用している教材を進めます。

しかし、学校ワークが大きく遅れている子に、塾の教材だけを続けさせるとは限りません。

学校ワークがほとんど進んでいない。

提出範囲が大量に残っている。

学校で習った内容を一度も自分で解いていない。

このような場合は、塾の教材にこだわらず、学校ワークを進めることがあります。

教材を予定どおり進めることより、本人の現在の課題を解決する方が大切だからです。

学校ワークを使いながら、

  • 自分でできる問題
  • 少し考えればできる問題
  • 解き方を確認する必要がある問題
  • 前の学年や単元まで戻る必要がある問題

に分けていきます。

自分でできる問題は、本人が進めます

ワークにある問題を、すべて先生と一緒に解く必要はありません。

自分でできる問題は、本人が進めます。

先生が近くにいるからといって、一問ずつ確認してもらう状態にすると、自分で学習を進めにくくなります。

自分で読める。

使う公式を選べる。

計算できる。

答え合わせをして、間違いを確認できる。

このような問題は、本人の役割です。

一方で、

  • 解説を読んでも分からない
  • どこで間違えたのか分からない
  • 以前の内容が抜けている
  • 同じ間違いを繰り返している
  • 答えを見れば分かるが、一人では再現できない

という問題は、塾で確認します。

すべてを塾に任せるのではなく、自分でできるところは自分で進め、必要なところで先生の力を使います。

分からない一問に止まり続ける必要はありません

ワークを進めている途中で、分からない問題に出会うことがあります。

そこで長時間止まり続けると、できる問題まで進みません。

分からない問題には印を付け、いったん次へ進むことも必要です。

ただし、飛ばした問題をそのままにするという意味ではありません。

自分でできる問題を先に進めたあと、印を付けた問題を塾で確認します。

テストでは、難しい一問に時間を使い、後ろの解ける問題を残すことは避けなければなりません。

ワークを進めるときから、

「今は自分でできるのか」

「確認が必要な問題なのか」

を分ける練習をします。

赤字で正しい答えを書いても、できるようになったとは判断しません

答え合わせをしたあと、間違えた問題の空欄や答えを赤字で埋める子がいます。

学校から、正しい答えを書くように指示されている場合もあります。

提出物として必要なら、赤字で正しい答えを書くこと自体は構いません。

しかし、それだけで直しが終わったとは考えません。

答えを見ながら正しい式を書く。

解説にある計算をそのまま写す。

空欄へ正解を入れる。

この作業では、本人が一人で解けるようになったか確認できないからです。

赤字で埋めたあとに、同じ問題や類題を何も見ずに解けるかを確かめます。

空欄がなくなったことより、次に一人で再現できることの方が大切です。

ワーク以外の類題も使って確認します

学校ワークの問題を一度覚えれば、その問題だけは解けることがあります。

しかし、数字や聞かれ方が少し変わると、手が止まることもあります。

そのため、ときわの塾では、学校ワークだけで確認を終えるとは限りません。

一人で再現できない問題については、塾用の教材も使います。

学校ワークで解き方を確認する。

同じ問題を何も見ずに解き直す。

塾用教材の類題を解く。

別の日にも、同じ考え方を使えるか確認する。

ここまで行うことで、問題の答えを覚えただけなのか、考え方を使えるようになったのかを見分けます。

テスト前には、塾の教材で再現できるか確認します

学校ワークが大きく遅れている場合は、まず学校ワークを優先します。

一方で、学校ワークを一度終えたあとや、テスト前の確認では、塾で使用している教材も使います。

学校ワークと同じ単元でも、数字や問題の形が違います。

そこで解ければ、学校ワークの答えを覚えていただけではなく、解き方を使える可能性が高くなります。

解けなければ、

  • 公式を覚えただけになっている
  • 問題文から使う方法を選べていない
  • 計算方法が安定していない
  • 解説直後だけ分かった状態になっている

など、残っている課題を確認します。

テスト前に必要なのは、新しい問題を大量に増やすことではありません。

一度学習した内容を、一人で再現できる状態にすることです。

「ワークを終わらせる」と「テスト勉強を終える」は違います

学校ワークの最後のページまで進んだ。

空欄もなくなった。

間違えたところには、赤字で答えを書いた。

これで提出物は完成しているかもしれません。

しかし、テスト勉強が終わったかどうかは、別に確認する必要があります。

何も見ずに解けるか。

間違えた原因を説明できるか。

別の問題でも同じ考え方を使えるか。

時間がたっても再現できるか。

これらを確認して、初めてテストで使える状態に近づきます。

ワークの完成は、テスト勉強の終点ではありません。

自分ができる問題と、まだできない問題を見つけるための途中段階です。

家庭では、空欄の数だけを確認しなくても構いません

保護者の方が学校ワークを見ると、空欄が目につくと思います。

提出期限が近ければ、

「まだこんなに残っている」

「早く全部埋めなさい」

と言いたくなるかもしれません。

もちろん、期限までに提出することは必要です。

しかし、空欄がなくなったことだけで安心する必要もありません。

確認したいのは、

  • いつからワークを始めたか
  • 自分でできる問題は進められたか
  • 分からない問題に印を付けたか
  • 赤字で答えを書いただけになっていないか
  • 間違えた問題をもう一度解いたか

という点です。

家庭で解き方を教え続ける必要はありません。

分からない問題を整理し、本人から学校や塾で確認させることが大切です。

2週間前からは、終わらせる勉強ではなく、できるようにする勉強へ

定期テスト前に学校ワークが終わらない子は、テスト勉強を提出物の宿題として捉えていることがあります。

しかし、テストで必要なのは、ワークの空欄が埋まっていることではありません。

問題を見たときに、一人で答えを再現できることです。

ときわの塾では、

  • 2週間前までに基本的な範囲を終える
  • 2週間前に学校ワークの進み具合を確認する
  • 遅れていれば、塾の教材にこだわらず学校ワークを進める
  • 自分でできる問題は本人が進める
  • 分からない問題は塾で確認する
  • 赤字で埋めた問題も、何も見ずに解き直す
  • 塾用教材の類題でも再現できるか確かめる

という流れを大切にしています。

ワークを終わらせることだけを目標にしない。

テストで一人になったときに解ける状態へ変える。

点数を追いかけるだけではなく、点数につながる行動を育てます。

関連記事

このブログを書いた先生

桑津塾長先生

ブログを読む

ときわの塾へのご相談・お問い合わせはお気軽に

  • 定期テスト前にワークが終わらない中学生へ|数...

    この記事の内容 定期テスト前になっても学校ワークが終わらない中学生は、テ...

  • 塾に通っているのに数学についていけない中学生...

    この記事の内容 塾に通って宿題にも取り組んでいるのに、数学の授業について...

  • 数学の問題をすぐ飛ばす中学生へ|飛ばしてよい...

    この記事の内容 数学の問題を少し見ただけで、「これは難しい」と飛ばしてし...

  • 親が勉強を教えすぎるとどうなる?|先生の話を...

    この記事の内容 お子さんが困っていると、すぐに教えてあげたくなるのは自然...

  • 数学が苦手な中学生へ|つまずき方から探すお悩...

    この記事の内容 「数学が苦手」といっても、つまずき方は一人ひとり違います...

  • 数学で「全部分からない」と言う中学生へ|分か...

    この記事の内容 数学の問題を前にして、「全部分からない」と言う中学生がい...

  • 数学の問題文を読み間違える中学生へ|計算前に...

    この記事の内容 数学の問題文を読み間違える中学生は、文章を読む力だけが不...

  • 数学で途中式を書かない中学生へ|答えが合って...

    この記事の内容 数学の答えが合っていると、途中式を書かなくても問題ないよ...

  • 数学が苦手な中学生はどこまで戻る?|つまずい...

    この記事の内容 数学が苦手な中学生に必要なのは、中1の最初からすべてやり...

  • 数学の解説を聞けば分かるのに、自分では解けな...

    この記事の内容 数学の解説を聞いたときには「分かりました」と答えるのに、...

  • 中学受験をするか、低学年で決めなくても大丈夫...

    「中学受験をするかどうか、まだ決めていません」 「本人は、まだ受験を意識...

  • 子どもと塾の相性とは?|塾選びで確認したい1...

    この記事の内容 子どもと塾の相性は、「先生が優しい」「楽しく通っている」...