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2026年8月7日

一問解くたびに休憩する子へ|勉強は少ない問題数に分ける

ときわの塾先生のブログ

一問解くたびに休憩してしまう子には、長時間集中するよう求めるより、一度に見せる問題数を減らす方法が有効です。家庭では3問程度、必要なら一問ずつに区切ることで、学習を続けやすくなります。

一問解くたびに休憩する子には、問題を少なく区切る方法があります。ときわの塾で実践している工夫を解説します。

対象となる保護者様
勉強を始めても一問解くたびに休憩し、なかなか学習が進まないお子さまに悩んでいる保護者様

「勉強は始めるのですが、一問解くたびに休憩します」

「少し進んだと思ったら、鉛筆を置いて別のことを始めます」

「宿題の量はそれほど多くないのに、終わるまで何時間もかかります」

子どもの家庭学習について、このような悩みを持つ保護者の方もいらっしゃると思います。

勉強をまったく始めないわけではありません。

一問は解きます。

しかし、一問終わるたびに手が止まり、そこからなかなか次の問題へ進みません。

このような子に、

「休憩せずに続けなさい」

「もっと集中しなさい」

と伝えても、うまくいかないことがあります。

必要なのは、集中する時間を無理に長くすることではありません。

一度に見える問題数を減らすことです。

問題が多く見えると、一問ごとに休憩してしまいます

一枚のプリントに、たくさんの問題が並んでいる。

問題集を開くと、何ページもするように言われている。

今日する予定が、算数、国語、漢字、宿題といくつもある。

大人から見れば、順番に取り組めば終わる量かもしれません。

しかし、子どもには、まだ解いていない問題がすべて見えています。

一問解いても、残りの問題がたくさんあります。

そのため、一問終わるたびに、

「まだこれだけある」

と感じてしまいます。

すると、少し休憩する。

周りを見る。

消しゴムを触る。

別のことを始める。

一度学習から離れると、次の一問を始めるまでに、また時間がかかります。

問題を解く時間より、問題と問題の間にある小休止のほうが長くなってしまうのです。

集中力より、見えている学習量が問題かもしれません

一問ごとに休憩する様子を見ると、集中力がないように見えます。

しかし、必ずしも長く集中できないことだけが原因とは限りません。

やろうとしていることが多すぎるため、次の一問へ進みにくくなっている可能性があります。

「今日はこのページを全部しよう」

「宿題を終わらせてから漢字もしよう」

「算数と国語をして、間違えた問題も直そう」

することをまとめて考えると、大人でも始める前から負担を感じます。

子どもなら、なおさらです。

このような場合は、すべての予定を見せて頑張らせるよりも、今することだけを小さく区切ったほうが進みやすくなります。

ときわの塾では、多くても5問程度に区切ります

ときわの塾でも、一度にたくさんの問題を与えると、一問終わるごとに休憩する子がいます。

一問解いたあとに手が止まる。

しばらくして次の問題を解く。

また休憩する。

この繰り返しでは、学習時間が長くなっても、実際に解いた問題は増えません。

そのような子には、一度に大量の問題を渡しません。

多くても5問程度に区切ります。

その5問が終われば、一度確認します。

必要であれば、次の問題を渡します。

大切なのは、遠くにあるすべての問題を見るのではなく、今する問題だけを見る状態を作ることです。

必要なら一問ずつ持ってこさせます

5問でも途中で止まってしまう子には、下手をすれば一問ずつ持ってこさせます。

一問解く。

先生のところへ持ってくる。

できているところと、直すところを確認する。

そして、次の一問へ進む。

子どもから見ると、目の前にあるのは一問だけです。

「あと何問あるのだろう」

「これを全部終わらせないといけない」

と考える必要がありません。

一問なら始められる。

一問なら終えられる。

それを繰り返すことで、結果として複数の問題を解けます。

実際に、この方法へ変えると、大体の子はそれまでより学習を進めやすくなります。

家庭では、まず3問だけでも構いません

家庭学習でも、最初からすべての宿題を終わらせようとしなくて構いません。

まずは、

「算数を3問だけしよう」

と決めます。

3問が終わったときに、まだ続けられそうなら、さらに3問進めます。

大切なのは、最初から追加分まで伝えないことです。

「まず3問。でも終わったら次の3問もあるよ」

と伝えてしまうと、子どもには最初から6問見えているのと同じです。

最初にするのは、本当に3問だけです。

3問終えたあとで、

「もう3問いけそう?」

と確認します。

そこで続けられそうなら進める。

疲れているなら、少し休憩する。

このように区切ることで、一問ごとの小休止を減らし、まとまったところまで進みやすくなります。

「少なくしたら、それ以上しなくなる」のではありません

問題数を少なく伝えると、

「3問しか勉強しなくなるのでは?」

と心配になるかもしれません。

しかし、始める前に大量の問題を見せた結果、一問ごとに休憩してほとんど進まないのであれば、最初の量を減らしたほうが結果的に多く取り組めます。

これは、大人の行動でも同じです。

私自身も、掃除をするのが面倒に感じるときがあります。

そのようなときに、

「今日は家中を掃除しよう」

と考えると、始めること自体が負担になります。

そこで、

「玄関だけ掃除しよう」

「今日はトイレだけにしよう」

と、すぐ終わる範囲に区切ります。

実際に始めてみると、玄関だけで終わらず、ほかの場所も掃除することがあります。

最初から多くのことをしようとするより、少ない範囲から始めたほうが、結果として多く進むことがあるのです。

小さく区切るのは、学習量を減らすためではありません

一度に渡す問題を減らすのは、勉強を簡単に済ませるためではありません。

一問ごとの小休止を減らし、学習を続けられるようにするためです。

一度に20問見せて、ほとんど進まない。

それよりも、3問や5問に分けて、順番に終わらせる。

結果として同じ20問に取り組めたのであれば、学習量は減っていません。

違うのは、子どもから見える範囲です。

すべてを一度に背負わせるのではなく、今することだけを分かるようにします。

少ない問題数から、少しずつ自分で進める形へ変えます

いつまでも一問ずつ渡し続けることが目的ではありません。

最初は一問ずつ。

慣れてきたら3問。

次は5問。

その子が小休止をせずに取り組める範囲を見ながら、少しずつ広げていきます。

やがて、自分で、

「まずここまでしよう」

「この5問が終わったら確認しよう」

と、学習を区切れるようになることが目標です。

自分で学習量を区切ることができれば、問題が多いときにも、目の前の一つへ取り組めるようになります。

これも、ときわの塾が大切にしている「学ぶ土台」の一つです。

一問ごとの休憩を叱る前に、問題数を減らしてみてください

一問解くたびに休憩する子へ、

「集中しなさい」

「早く次をしなさい」

と繰り返すだけでは、問題と問題の間にある時間は短くならないことがあります。

そのようなときは、一度に見せる問題数を減らしてみてください。

家庭なら、まず3問。

それでも止まるなら、一問だけでも構いません。

一問終われば、次の一問へ進む。

少ない問題数を繰り返すことで、結果として予定していた量まで進めることがあります。

大切なのは、最初から大量の問題を見せることではありません。

今することを、子どもがすぐに動ける大きさまで小さくすることです。

一問ごとの小休止が多い子には、集中するよう注意する前に、一度に与える問題数を見直してみてください。

ときわの塾は、点数を追いかける塾ではありません。

点数につながる行動を育てる塾です。


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