【西宮市】学校ワークを答えを見ながら終わらせる中学生へ
ときわの塾 塾長の学び漫画
学校ワークを答えを見ながら終わらせても、テストで解けるとは限りません。答えを見る前に「自分ではできなかった」と認識し、弱点を探して訓練するワークの使い方を、西宮市のときわの塾が解説します。

「学校ワークの答えを見ながら解いています」
「テスト前になると、間に合わないと言って答えを写しています」
「ワークは終わっているのに、テストでは解けません」
中学生の定期テストについて、このようなご相談をいただくことがあります。
ただ、答えを写している子の全員が、最初から楽をして早く終わらせようとしているわけではありません。
本人なりに、
「テスト勉強をしなければいけない」
「学校ワークを最後まで終わらせなければいけない」
と思っています。
答えをそのまま書き写すことには抵抗があるため、答えを見ながら一問ずつ解こうとします。
しかし、思うように進まず、テストまでの時間がなくなると、最後は、
「間に合わないから、仕方がない」
と答えを写すようになります。
本人は勉強しているつもりなので、単に「答えを写してはいけない」と注意するだけでは、なかなか行動が変わりません。
学校ワークを終わらせることが、テスト勉強になっている
このような子が抱えている大きな問題は、答えを見ることだけではありません。
学校ワークのページを埋めて最後まで終わらせることを、テスト勉強だと考えていることです。
問題を読む。
分からなければ答えを見る。
答えを見ながら式や文章を書く。
丸を付けて次の問題へ進む。
この方法でも、ワークは最後まで終わります。
机に向かっている時間も長くなります。
そのため、本人には「これだけ勉強した」という感覚が残ります。
しかし、答えを見ながら書けたことと、テストで何も見ずに解けることは別です。
学校ワークを一度埋めるだけで点数が取れるのであれば、日々の授業や復習、塾での学習は必要ありません。
学校ワークを終えたことは、テストで解けるようになったことを意味しません。
何もしないよりはましでも、80点以上を狙う勉強ではありません
学校ワークを答えを見ながら一通り行うことは、どうしても勉強しない子であれば、何もしないよりはましかもしれません。
問題や言葉に一度は触れられるからです。
しかし、80点以上を目指すのであれば、この勉強方法に巻き込まれてはいけません。
ワークを埋めることに多くの時間を使い、何も見ずに解く時間が残らなくなるからです。
極端な言い方をすれば、
提出物を終わらせるための作業
と、
点数を取るための勉強
を分けた方が、答えを見ながらワークを埋めることのすべてを「テスト勉強」だと考えるより、まだ点数につながります。
大切なのは、勉強時間の長さではありません。
テストで何も見ずに答えを出せる状態を、どれだけ作れたかです。
学校ワークは、弱点を探して訓練するために使います
ときわの塾では、学校ワークを、
「自分の弱点を探し、必要な部分を訓練するためのもの」
と考えています。
学校ワークを自分で解いてみると、
覚えていない言葉
理解できていない内容
立てられない式
間違えて覚えていた計算方法
繰り返している不注意
などが見つかります。
できなかった問題は、悪い結果ではありません。
テストまでに訓練すべき場所を教えてくれています。
ところが、最初から答えを見ながら解くと、どの問題が自分でできなかったのか分からなくなります。
せっかく学校ワークに取り組んでも、自分の弱点を見つける機会を失ってしまうのです。
答えを見ること自体が悪いわけではありません
分からない問題の答えや解説を見ること自体は、問題ではありません。
答えを見なければ、知らないことを学べない場合もあります。
ただし、答えを見る前に、
「この問題は、自分ではできなかった」
「ここから先が分からなかった」
と認識する必要があります。
自分でできなかったことを認識してから答えを見るのと、最初から答えを見ながら解くのとでは、その後の勉強が変わります。
前者は、弱点を学ぶために答えを使っています。
後者は、ワークを埋めるために答えを使っています。
答えを見るか見ないかではなく、何のために答えを見るのかが重要です。
まずは、何が分からなかったのかを明確にします
ときわの塾では、答えを確認した後、そのまま次の問題へは進ませません。
まず、問題をもう一度読ませます。
そのうえで、
どの言葉の意味が分からなかったのか
どの公式やルールを覚えていなかったのか
どこで考え方を勘違いしたのか
式のどの部分で止まったのか
計算方法のどこを間違えていたのか
を確認します。
「この問題が分からなかった」だけでは、まだ原因が大きすぎます。
分からなかった部分を小さく分け、何を学び直せばよいのかを明確にします。
原因が分かれば、その部分に絞って学び直したり、基本問題で訓練したりできます。
ワークを最初から最後まで繰り返すのではなく、できなかった場所を見つけ、必要な練習を行います。
本当にできるようになったかは、後日確かめます
答えや解説を読んだ直後は、分かったように感じやすいものです。
解き方を覚えているため、同じ問題をすぐに解き直せることもあります。
そこで、ときわの塾では、後日に同じ問題を抜き打ちで解かせることがあります。
何も見ずに式を立てられるか。
必要な言葉やルールを思い出せるか。
以前と同じ不注意を繰り返していないか。
途中の考え方を自分で再現できるか。
ここまで確かめて、初めてテスト勉強になったと判断できます。
答えを見て理解したことではなく、後日、何も見ずにできたことが大切です。
テスト10日前に進んでいなければ、かなり厳しくなります
80点以上を目指す場合、テスト直前まで学校ワークを埋めている状態では、十分な訓練時間を確保できません。
テスト前には、
学校ワークで弱点を探す時間
分からなかった内容を学び直す時間
苦手な部分を訓練する時間
何も見ずに解き直す時間
が必要です。
テスト10日前になっても学校ワークがほとんど進んでいなければ、その後に必要な訓練時間を取りにくくなります。
ワークを提出期限までに終えられるかだけではなく、できなかった問題を練習する時間が残っているかを見る必要があります。
家庭では、テスト2週間前にワークを確認してください
ご家庭では、テスト直前になってから、
「ワークは終わったの?」
と確認するだけでは、間に合わないことがあります。
まず、テスト2週間前に学校ワークの進み具合を確認してみてください。
また、前回のテスト範囲表は捨てずに保管しておくことをおすすめします。
前回のテスト2週間前には、どこまで進んでいたのか。
今回は、前回より早く進められているのか。
毎回、同じ教科だけが遅れていないか。
テスト直前に答えを写して終わらせていないか。
前回と今回を比べることで、子どもの勉強方法が変わっているかを確認できます。
保護者がすべての問題を教える必要はありません。
ページが埋まっているかだけではなく、
「この中で、自分ではできなかった問題はどれ?」
「その問題は、後で何も見ずに解けた?」
と聞くだけでも、ワークの使い方を確認できます。
ワークを終わらせることから、弱点をできるようにすることへ
学校ワークを答えを見ながら終わらせる子は、必ずしも勉強を怠けているわけではありません。
本人なりに、テスト勉強をしているつもりです。
だからこそ、答えを写す行動だけを注意するのではなく、
「学校ワークは何のためにするのか」
という価値観から変える必要があります。
学校ワークの目的は、すべてのページを埋めることではありません。
自分でできない問題を見つける。
何が分からなかったのかを明確にする。
必要な部分を訓練する。
後日、何も見ずにできるかを確かめる。
この行動ができて、初めてワークが点数につながる勉強になります。
ときわの塾は、点数を追いかける塾ではありません。点数につながる行動を育てる塾です。
まずはご自宅でも、テスト2週間前に学校ワークを確認し、「終わっているか」ではなく、「自分でできなかった問題が分かっているか」を聞いてみてください。
ご家庭だけではワークの使い方や弱点の整理が難しそうな場合は、いつでもご相談ください。

学校ワークを終わらせることではなく、自分でできる行動へ変えていく考え方については、こちらのページでも詳しくお伝えしています。
勉強しているのに伸びない子へ|ときわの塾が育てる「学ぶ土台」
https://tokiwanojyuku.com/2970/

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