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2026年6月18日

何度言っても自分から勉強しない子へ|「勉強しなさい」が増える理由

ときわの塾先生のブログ

「勉強しなさい」と繰り返しても始められない子には、やる気ではなく、何をするか分からない、難しくて進めない、失敗を避けたいなどの理由があります。始められない原因を見つけ、最初の行動を具体的にすることが必要です。
何度言っても自分から勉強しない子には、始められない理由があります。家庭で確認したい行動と関わり方を解説します。

対象となる保護者様
毎日「勉強しなさい」と言わなければ、お子さまが宿題や家庭学習を始めないことに悩んでいる保護者様

「勉強しなさい」

「早く宿題をしなさい」

「ゲームをする前に、やることを終わらせなさい」

毎日のように同じことを言っているのに、子どもがなかなか動かない。

しばらく待っても始めないので、もう一度声をかける。

すると、子どもは不機嫌になり、最後には親子で言い合いになってしまう。

西宮市でときわの塾を開いてから、間もなく10年になります。その間、保護者の方から「何度言っても自分から勉強しません」というご相談を何度もいただいてきました。

このような子を見て、すぐに「やる気がない」と決めることはできません。

子どもの様子を確かめると、勉強を始めない理由が別のところにあることも多いからです。

「勉強しなさい」と言われても、何をすればよいか分からない子がいます

大人から見ると、宿題を始めればよいだけに見えます。

しかし、子どもの中では、

  • どの教材を出すのか
  • 何ページするのか
  • どの教科から始めるのか
  • 分からない問題が出たらどうするのか
  • いつまで続ければ終わりなのか

が整理できていないことがあります。

机には座ったものの、ランドセルの中を何度も探す。

教科書やノートを出しても、ページを開かない。

鉛筆を削ったり、消しゴムを触ったりして時間が過ぎる。

このような場合、「勉強しなさい」という言葉は聞こえていても、最初に何をすればよいのかが分かっていません。

必要なのは、同じ言葉を繰り返すことではなく、最初の行動を一つに絞ることです。

「まず算数の宿題を出そう」

「最初の一問だけ読んでみよう」

ここまで具体的になれば、動き出せる子がいます。

難しくて進めないため、始めることを避けている子もいます

以前の学習で分からないことが残っていると、子どもにとって宿題は「やれば終わるもの」ではなくなります。

問題を読んでも意味が分からない。

計算の途中で何度も止まる。

前日に間違えた問題が、また出てくる。

その状態で「早くしなさい」と言われても、子どもは困ってしまいます。

保護者から見ると、ゲームをしている時間は楽しそうなので、「勉強だけを嫌がっている」と感じるかもしれません。

しかし、好きなことと、分からないことが次々に出てくる学習では、始めるときの負担が違います。

この場合は、気持ちを奮い立たせる前に、

どの問題から分からなくなっているのか

を見つける必要があります。

間違えるのが嫌で、始めない子もいます

問題を間違えるたびに答えを消す。

分からない問題にも、適当な数字を書いて空欄を埋める。

答え合わせをしたがらない。

間違いを指摘されると、「分かっていた」と言う。

このような行動が見られる子は、勉強そのものよりも、間違えることを避けている場合があります。

勉強を始めなければ、間違えることもありません。

そのため、勉強を後回しにする行動が、自分を守る方法になっていることがあります。

ときわの塾では、分からない問題を無理に埋めさせるのではなく、

「ここまでは分かった」

「この言葉の意味から分からない」

「式は作れたが、計算で間違えた」

と、分かるところと分からないところを分けて確認します。

間違いを責めるのではなく、次に直す場所として扱うことが、学び直すための第一歩になります。

「自分から勉強する」とは、何でも一人ですることではありません

自分から勉強できる子とは、保護者に何も言われず、計画から答え合わせまで完璧にできる子ではありません。

最初は、

  • 決めた時間になったら教材を出す
  • 今日するページを確認する
  • 問題文を最後まで読む
  • 分からない問題に印を付ける
  • 答え合わせで間違いを確認する
  • 必要なときに先生へ質問する

といった一つひとつの行動を、誰かと一緒に練習する必要があります。

その行動が繰り返されることで、少しずつ声をかけられなくてもできるようになります。

ときわの塾がいう「学ぶ土台」とは、こうした教わったことを自分の力に変えるための行動です。

家庭では、勉強の内容まで教えなくても構いません

子どもが始めないと、保護者が横に座り、問題の解き方まで教えたくなることがあります。

しかし、家庭で毎回内容まで教えようとすると、

「お母さんが来るまで始めない」

「分からなければ、すぐ答えを聞く」

「学校や塾で習った方法ではなく、家で教わった方法に変える」

という状態になることもあります。

家庭で確認していただきたいのは、答えそのものよりも行動です。

「今日は何をするの?」

「何時から始めるの?」

「どこまでできたの?」

「分からなかったところに印を付けた?」

ここまで確認できれば、学習内容の説明は学校や塾の先生に任せて構いません。

保護者が先生の代わりになるのではなく、子どもが先生に質問できる状態を作ることも大切です。

「勉強しなさい」を減らすために、最初に確認したいこと

子どもが勉強を始めないときは、次の点を順番に確認します。

何をするか分かっているか

「宿題をする」だけではなく、教科・教材・ページまで本人が分かっているかを確かめます。

最初の問題を一人で始められるか

一問目から難しすぎる場合は、始める前に止まります。できる問題から始める、例題を確認するなど、最初の一歩を小さくします。

分からないときの行動が決まっているか

分からない問題に出会ったとき、考え続けるのか、印を付けるのか、先生に聞くのかが決まっていなければ、そこで学習が止まります。

終わりが見えているか

「全部終わるまで」ではなく、「ここまで進める」「今日は20分取り組む」など、終わりが分かる状態にします。

本当に本人だけの問題なのか

宿題の内容が現在の理解度に合っていないこともあります。毎日同じところで止まる場合は、やる気ではなく学習内容を確認する必要があります。

ときわの塾では、子どもの行動から止まっている理由を探します

「自分から勉強しない」という悩みだけでは、必要な対応は決まりません。

何をするか分からず止まっているのか。

問題文の意味が分からないのか。

間違えることを避けているのか。

答え合わせをせず、できない問題に気づいていないのか。

教わった方法を使わず、毎回自己流へ戻っているのか。

ときわの塾では、実際に問題へ取り組む様子を見ながら、どの行動で学習が止まっているのかを確かめます。

そして、

  • 問題文を最後まで読む
  • 分かるところと分からないところを分ける
  • 教わった方法を自分で試す
  • 間違えた原因を確認する
  • 何も見ずにもう一度解く

という行動を、一つずつ身につけられるように指導しています。

「勉強しなさい」が減るのは、必要な行動が身についたときです

子どもが急に勉強好きになれば、「勉強しなさい」と言わなくて済むわけではありません。

今日することが分かる。

最初の一問を始められる。

分からない問題をそのままにしない。

間違えたあとに、もう一度試せる。

このような行動が身につくことで、保護者が毎回指示しなくても進められる場面が増えていきます。

「勉強しなさい」と言う回数を減らすために必要なのは、声をかけるのを我慢することではありません。

子どもがどこで止まっているのかを見つけ、次にする行動を分かるようにすることです。

ときわの塾は、点数を追いかける塾ではありません。

点数につながる行動を育てる塾です。

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