定期テスト前に何から勉強する?|点数につながる優先順位の決め方
定期テスト前に長時間勉強していても、取り組む順番が合っていなければ、努力が点数につながらないことがあります。
テスト範囲を最初からすべてやり直すのではなく、提出物、理解できていない内容、練習すれば得点できる問題を整理することが大切です。
限られた時間の中で、何から勉強すればよいのでしょうか。定期テスト対策の優先順位について、ときわの塾が解説します。

勉強時間を増やしているのに、点数につながらない理由
ときわの塾では、中学生の定期テストについて、このようなご相談をいただくことがあります。
「テスト前は頑張っているのに、点数につながりません」
「長時間勉強しているのに、結果が出ません」
「何から勉強すればいいのか分かりません」
もちろん、勉強時間を確保することは大切です。
しかし、時間を増やすだけで、必ず点数が上がるわけではありません。
大切なのは、
今の自分に必要な勉強を、正しい順番で進められているか
ということです。
定期テストには、決められた日があります。
限られた時間の中で努力を結果につなげるには、まず現在地を確認し、取り組む内容の優先順位を決める必要があります。
定期テスト前に「全部する」と間に合わないことがあります
テスト範囲が発表されると、最初のページから全部やり直そうとする子がいます。
時間に余裕があり、計画どおりに進められるなら、それも一つの方法です。
しかし、テストまでの時間が限られている場合、すべてを同じように勉強しようとすると、本当に練習が必要なところへたどり着けないことがあります。
例えば、
- 好きな教科ばかり勉強する
- できる問題を何度も繰り返す
- ノートをきれいにまとめることに時間を使う
- 提出物を終わらせるだけになる
- 難しい問題に長時間かかり、基本問題の確認ができない
- 一度間違えた問題を、そのままにする
このような勉強では、時間をかけていても、点数につながりにくい場合があります。
まず整理したいのは、次の三つです。
- すでに一人でできること
- 練習すれば点数につながること
- 今回のテストまでに取り組む優先度が低いこと
何でも同じように勉強するのではなく、必要なところへ時間を使うことが大切です。
最初にテスト範囲と提出物を確認します
定期テスト対策で、最初に確認したいのはテスト範囲です。
教科書のページだけでなく、次の内容まで確認します。
- 学校のワーク
- 授業で使ったプリント
- ノート
- 小テスト
- 漢字や英単語
- 先生が授業中に強調した内容
- 提出物と提出期限
特に、学校の先生が授業中に繰り返し説明した内容や、「ここはテストに出す」と伝えたところは、軽視できません。
難しい問題ばかりに取り組み、学校で扱った基本的な内容を落としてしまっては、思うような点数につながりません。
まず、何がテストに出るのかを正確に確認する。
そのうえで、提出物をいつまでに終わらせるかを決めます。
提出物は「出せる状態」ではなく「解ける状態」にする
テスト前に、学校のワークを終わらせることは大切です。
ただし、答えを見ながら空欄を埋め、提出できる状態にしただけでは、テスト勉強をしたことにはなりません。
確認したいのは、
その問題を、何も見ずにもう一度解けるか
ということです。
答え合わせをしたあとは、問題を次のように分けます。
- 自分一人で正解できた問題
- 正解したが、考え方に自信がない問題
- 間違えた原因が分かっている問題
- 解き方そのものが分からない問題
一度正解した問題を何度も繰り返すよりも、自信がない問題や間違えた問題を解き直す方が、改善につながることがあります。
提出物を終えることをゴールにせず、テストで自分一人で解ける状態を目指します。
点数につながる優先順位の決め方
テスト範囲を確認したら、次の順番で取り組む内容を考えます。
1.提出期限があるものを確認する
まず、学校のワークやプリントなど、提出が必要なものを確認します。
提出直前に慌てないよう、できるだけ早い段階で一度終わらせます。
ただし、答えを写して終わらせるのではなく、分からなかった問題には印をつけておきます。
2.基本問題で落としているところを改善する
計算、漢字、英単語、用語、教科書の基本問題など、練習すれば得点しやすい部分を確認します。
難問に時間を使う前に、まず基本問題を安定させることが大切です。
3.授業で扱った重要問題を解き直す
授業中に詳しく説明された問題、小テストで間違えた問題、先生が強調した内容を優先して確認します。
学校の定期テストでは、日頃の授業内容を理解できているかが問われます。
4.間違えた原因に合った練習をする
同じ不正解でも、原因は一つではありません。
- 覚えていなかった
- 問題文を読み違えた
- 解き方を選べなかった
- 計算を間違えた
- 時間が足りなかった
原因によって、必要な練習は変わります。
暗記が足りなければ覚え直す。
解き方を選べなければ、似た問題を見分ける練習をする。
計算ミスが多ければ、途中式や見直し方を変える。
ただ解き直すだけでなく、何を改善するための練習なのかを考えます。
5.余裕があれば応用問題へ進む
基本問題と学校で扱った内容が安定してから、応用問題へ進みます。
難しい問題に挑戦することは大切です。
しかし、基本問題を落としている状態で難問ばかりに取り組むと、限られた時間を点数につなげられない場合があります。
今の理解度と目標点によって、応用問題に使う時間を考える必要があります。
得意教科だけに時間を使っていないか確認します
テスト勉強では、好きな教科や得意な問題から始めたくなることがあります。
取りかかるきっかけとしては、それでも構いません。
しかし、得意教科ばかりに時間を使い、苦手教科を後回しにすると、テスト直前になっても弱点が残ります。
反対に、苦手教科だけに時間を使いすぎることにも注意が必要です。
時間をかけてもすぐには改善しにくい難問にこだわり、ほかの教科で取れる点数を落とすこともあります。
「苦手だから長く勉強する」のではなく、
練習によって改善できるところへ、必要な時間を使う
ことが大切です。
スクールAIもチームに入れて現在地を確認します
ときわの塾では、先生の指導に加えて、スクールAIも学習を支えるチームに入れます。
ただし、AIに勉強計画のすべてを任せるわけではありません。
テスト範囲やお子さまの理解度をもとに、確認問題や練習問題を作り、現在地を確かめるために活用します。
例えば、次のような流れです。
- テスト範囲を確認する
- 確認問題に取り組む
- できている部分と不安定な部分を整理する
- 残り時間から優先順位を決める
- 必要な問題を練習する
- 何も見ずにもう一度解く
- テスト前に再確認する
AIが出した答えを読んで終わるのではありません。
AIからヒントを得たあと、お子さまが自分で解き、先生が別の問題でも再現できるかを確認します。
大切なのは、計画表を作ることではなく、決めたことを実行し、できなかった部分を改善することです。
テスト直前には、新しいことを増やしすぎない
テスト直前になると、不安から新しい問題集や難しい問題に手を広げたくなることがあります。
しかし、残り時間が少ないときは、これまで間違えた問題や、覚えきれていない内容を再確認する方がよい場合があります。
テスト直前に確認したいのは、次のような内容です。
- 間違えた問題を自分一人で解けるか
- 漢字や英単語を何も見ずに書けるか
- 重要な用語を説明できるか
- 計算方法を正しく使えるか
- 見直しが必要な問題を把握できているか
新しい問題を増やすよりも、これまで練習したことを、テストで使える状態に整えます。
定期テストは、学び方を改善する機会です
もちろん、定期テストの点数は大切です。
しかし、ときわの塾では、点数だけでなく、そこに至るまでの行動も確認します。
- テスト範囲を早めに確認できたか
- 提出物を計画的に進められたか
- 間違えた問題を解き直したか
- 得意教科だけに偏らなかったか
- 前回と同じ失敗を繰り返していないか
- テスト直前に何を確認したか
結果だけを見て、「もっと頑張る」と決めても、次のテストで同じ勉強をすれば、同じ結果になる可能性があります。
どの行動が良かったのか。
どこを変える必要があるのか。
テスト後に振り返ることで、次の学習につながります。
自分で優先順位を考えられる子へ
最初から、自分一人で勉強の優先順位を決められる子ばかりではありません。
先生と一緒に現在地を確認し、何から取り組むかを考える経験が必要です。
その経験を重ねることで、少しずつ、
- 今の自分に必要な勉強を選ぶ
- 残り時間を考える
- 間違えた原因を見つける
- 必要な練習を繰り返す
- 次のテストで行動を変える
ことができるようになります。
ときわの塾では、先生の観察とスクールAIの活用を組み合わせながら、子ども自身が考えて勉強できる力を育てることを大切にしています。
テスト前に何をすればよいか分からないときは、勉強時間を増やす前に、テスト範囲と現在地を確認してみてください。
何を優先して改善するかが分かれば、同じ勉強時間でも、点数につながる使い方ができるようになります。
関連記事
勉強しているのに伸びない子に必要な「学ぶ土台」
定期テストの点数だけでなく、問題を最後まで読む、間違えた原因を考える、教わった方法を自分で試すなど、成績につながる学習行動をまとめています
https://tokiwanojyuku.com/2970/

ときわの塾へのご相談・お問い合わせはお気軽に
