中学受験 (国語 四択問題編)ちなみに受験しなくてもなるほどと思えます。(中学生補習進学・中学受験 ・そろばんの塾)
中学受験で大事なことは、小学校では通じるが中学受験では通じない手法を使わないということだと思います。
受験で苦労している子は、塾で聞いた手法でなくて、小学校で通じる手法で対応し続けます。
典型的な問題が国語等の四択問題です。
学校のテストだと正しいのを選択しろというのなら正しいものを探さば良いでしょうが、中学受験では異なることが多いです。
特に国語では、そのやり方だと間違えることが多いです。
何故なら、正解に見えるものが不正解で不正解だろうというものが正解だからです。
例えば、こういった問題があります。
□本文
お父さんが、日曜日の朝に突然、海に行こうと言い出します。
お母さんは、開口一番、弁当作らなあかんやん。面倒くさいなと不機嫌になります。
一方でそれを聞いた子供達は大喜びです。
お母さんは、「ほんま、邪魔くさい。なんで昨日に言わんねん」と言いながらもニコリと微笑みます。
問題
お母さんは何故ニコリと微笑みましたか。
①実はお母さんも海に行きたかったから
②なんちゃらかんたら
③なんちゃらかんたら
④子供達が喜んでいる姿を見て子供達の気持ちを優先しようと思ったから
正解を探しに行く子は①を選びます。でも正解は④です。
正解を選びにいくことをする子は、①を読んだ瞬間に②以降を読まない傾向があります。
国語の四択問題は、4つのうち国語力がなかっても間違いと分かるものが2つあり、あとの2択に悩みます。(昔、悩んだ経験ありませんか)
そう作られているものに対して、いきなり一択で答えることに無理があります。
実は、子供はお母さんの気持ちというものを分からない子が多いです。(多読の子除く)
女性は、子供に何かしてあげるときに無償の愛なのでわざわざその気持ちを伝えません。
恐らく、そこに美学がなく浅ましく感じるからだと思います。試験問題はそこを突いてきます。
一方で、男性は、逆のことが多いです。
(余談ですが、中学受験をさせたいなら小さいうちから、お母さんの気持ちを子供に伝えたほうが有利です。
できれば、お母さんだけでなくドラマやアニメを見て人の心が動いたことについてこれらを見終えた後に気持ちを解説してあげると良いです。
子どもにとっては、自分がやったことがない人の気持ちを答えるのは非常に難しいことです。私達も実際大人になってからお母さんの気持ちに気付くことってありませんか。
ちなみにお父さんは、自然と言っているので意識してもらわなくても大丈夫だと思います。また、お母さんはお父さんのアピールにイラっとせず 子供の教育のためにアピールしてくれていると考えてくれれば家庭も平和になります。)
このため、本を沢山読む子以外は、お母さんの気持ちがわかりません。
小学校のテストは知識の定着確認なので、全員百点取っても問題がないので正解を探しに行っても大丈夫なことが多いです。
それに対して受験の問題は落とすための試験なので色々落とすための工夫がされています。
この例題の問題も①と④が逆に記載されていれば正解率はあがります。(ただし、母親の気持ちがわかること。)
ちなみに、ここの塾では、最後の最後までじゃない方を選ばします。これだけで国語の点は上がります。すごくべたなやり方ですが、教えてもらうだけで取り入れない子が多いです。
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