同じ結果でも考え方だけで失敗の経験と成功の経験に分かれます。(中学生補習進学・中学受験 ・そろばんの塾)
嫌な事って放っておいても寄ってきませんか。
逆に嬉しいことって勝手に寄ってくることは少なくありませんか。
だから、私は幼いときから自分に都合の良い風に考えるようにしています。
そうすると、嬉しく思うことが増え嫌なことが減っていくためです。
下手するとこけても、死ななくて良かったラッキーとかって思います。
では、どうするかというと自分が当たり前と思っていた基準を少しだけ緩めたり考えられる最悪の結果と比較します。
すると嫌だと思っていたことが嬉しいことに変わることもあります。
子ども達も勉強において同じ結果でも成功経験になる子と失敗経験になる子がいます。
難しく感じる問題に当たった時に
「1回の説明でできないといけないと思っているA君」と「1回の説明でできなくてもいつかはできると思っているB君」がいた場合に考え方が違うだけで同じ結果でも嬉しい結果と嫌な結果に分かれます。
1回目の説明後 (わからなかった)
A君 できない、どうしようわからない と焦りだします。
B君 はい、どっちにしても何回かでできるでしょう。 わかりにくい点を聞こう。と気持ちも乱れません。
2回目の説明後 (わからなかった)
A君 もうさっぱいわからない。聞いてもわからないし....(この時点で人の話を聞けません。できないと決めつけているので.....)
B君 さっきのわからない点が今いちわかりにくいけど、もう一度聞けばわかるだろうと気持ちも前向きです。
3回目の説明後 (わかった)
A君 わかったけど、、、皆はすぐできるんやろな。
B君 やっぱりできた。嬉しい
この後、よく頑張ったなと言うと
A君 無表情
B君 ニコニコ
A君とB君、どちらが成績が良いかわかりますか。
.
.
.
,
,
B君のような思考のほうが成績が良いことが多いです。
ここで大事なのが、A君は3回目のできたときすら失敗の経験をしているような思考になり、B君は3回目で成功の経験としたと認識します。しかも、1回目2回目は成功のための失敗と位置付けているので失敗の経験というカウントもされていません。
A君は失敗の経験を3つ積み、B君は1回の成功の経験を積みます。
同じことをして同じ結果になっても、メンタルへの影響度が変わります。
今回は比較しやすいように3回目で両方がわかったことにしていますが、実際はA君はわからずに終わるか分かったふりをして終わります。
誰でもそうですが、できると思っているから楽しいのであり出来ないことが確定していることは楽しくありません。
こういった思考の差で得て不得手の認識の差が開くので必然的に学力の差はどんどん開いていきます。
ここの塾はありがたいことに
答えは出せるけど意味が理解できていないという質問をしてくれるようになった塾生が複数名いることです。
この思考になると、やや無敵状態になります。
この塾ではA君のような子は強制的に3回目(人により回数は異なる)の説明でできたら良いからね。1回の説明で分からなくても良いし。と言うようにしています。
受け入れるのに時間がかかる場合はありますが、だんだんと受け入れてくれてこの基準になるので心に余裕が出るので段々と説明をきちんと聞いていくようになります。
説明を聞くつもりになれば、その後の理解度に大差はなく吸収できることが多いです。理解が早いとか遅いとかありますが、理解が遅いと保護者様から聞いて入塾してきた子は、「話を聞いていない」ことが多いと思います。だから、成功に必要な失敗は何とも思わない子に変えていくほうが早いのです。
ときわの塾へのご相談・お問い合わせはお気軽に