「勉強ができるようになります。」(アプローチと弱点探し編)(中学生補習・中学受験 ・そろばん向けの塾)
前回の「勉強ができるようになります。」(自信を持たせる仕組み編)からの続きになります。
自信が少しはつき聞く耳を持ってくれるようになると次の段階に進みます。
★アプローチ
問題というのは、基礎的な問題について別の基礎問題を付加したり、問題文を言い回しに変化を与たり等して難しく見えるようにしてあるので、逆にそれら一つ一つを解決しヒントを増やしていけば基礎的な問題にいきつきます。そのため、それまでのアプローチ方法を教える。
基本的に問題の解説文等にはこれら問題の簡素化の仕方は記載されていないので簡素化までをどうすれば良いのかわかっていない場合が多い。
なぜなら、問題を作成・指導している人間は勉強を苦手としていないのでこれらの手順は当たり前の行動であるという認識をしているからである。
だからそんなことは説明しなくてもできて当たり前と思っている。しかしながら、勉強を苦手とする子はこの手順がわかっていないのでここを説明する。
□問題を解くためのアプローチの仕方を教える
見せてあげるしかない。そういった参考書もないので見て自分でやってみて身に着けていく
□アプローチには不要なものも入れる
アプローチにはその問題では解けないものもいれておく、実際はそういった場合が多い。
このアプローチを飲み込むとかなり伸びてくる。
★弱点探し
勉強を苦手とする子ほど、分からないことを隠します。
理由は簡単で「そんなことも分からないの」と幼いときから言われ嫌な気持ちになってきたからです。
対して、成績を作る子は分からないことをオープンにして質問が多いことが特徴です。
こちらも理由は簡単でそれができるようになれば点数に繋がるからです。
勉強を苦手とする子で難儀なのは、説明するとすごく分かった顔をする子です。
でも再現できないことが殆どです。
対して、成績を作る子は、分からないと言う。若しくはそういった顔をしてくれます。
だから、説明のやり方を変え腹落ちさせることができます。
テストで点数を取るには弱点を学びなおしてできるまで繰り返す。
シンプルにこれだけだと思っています。
だから、弱点を克服しようとしない子は弱点の類題をしばしばさせるようにし都度説明をするようにします。
自分で弱点を受け入れなくてもこちらが弱点を理解していればそれが点数に繋がることも多いです。
頭の良さよりどう行動するかが大事なので本当は単純に「弱点探してそれをを学びなおしてできるまで繰りかえす」ことで点数は伸びると理解して動いて欲しいのですがよく分からないプライドがある子も多いことは事実なので本人が知らないうちに弱点を克服させるようにはしています。
でも、本当は、自学力をつけるためにも分からない点をあきらかにしてそれを学びなおすことで点数にUPにつながることを理解して欲しいと思います。
ときわの塾へのご相談・お問い合わせはお気軽に