「勉強ができるようになります。」(自信を持たせる仕組み編)(中学生補習進学・中学受験 ・そろばんの塾)
前回の勉強ができるようになります。(勉強が苦手な子編)からの続きとなります。
題名のように自信を持たせるとなると恐らく「褒める」が想像できるかも知れません。
でも、学習を苦手と思い込んでいる子は常に「自分の思っている架空の天才」と自分を比較する傾向があるようです。
そのため、自分と過去と比較し素直にその成長に喜ぶことがあまりできません。皆が出来ることができただけと思っているようです。
自分の過去と比較し成長した点を喜ぶことができない限り自信はつきにくいのですが、結局、自分が結果を出せるようにならないと満足してくれません。
そして、話を聞いても分からないと決めつけています。でも、ここから抜け出さないと点数はUpしないので口頭説明を極力少なくしながら問題を解き指導を行っていきます。
極力、口頭での説明しないことと解答までを細分化し着実に一歩一歩進めば結果として理解と再現化(※)までの時間短縮につとめることになります。
手間と時間がかかるように思えるかもしれませんが、どちらにしても通常の教え方だと話は聞きませんし自分の思ったことをしたがるだけなので時間だけを要して身に付かないということは避けることができます。
(※)再現化・・・・自力で類題問題を解答まで導くことができること
□問題の細分化
解答までの段階を最低でも3段階以上にわけてあげる。
個人差はありますが、解答までに数段階の手続きが必要な問題を苦手とする場合が多いので1つ1つの段階にわけて説明し理解させていきます。
□細分化した問題の補充問題
細分化した段階までの解答の類題問題をこちらで手書きで作成しそれを数問解かせます。これにて段階の定着を確実のものにする。
(大事なのは、各自思い込んでている誤った手順を登場させないことなのです)
□問題の変化した点の把握(つながりの理解)
本人が理解している問題の発展または変化した点を明らかにしてそれを理解させます。
その時も書いて見せる。とにかく口頭は聞いているふりのためあまり意味がありません。
□できたら認めるのとできなくても別の点を認める
細分化した問題の理解後、再現化できた時点でそこの努力を認める。全く再現化できなかったとしてもそこまでの努力は認める。
(褒めるわけではない。)
この時に本人が喜ぶかどうかは関係なく、私がそう思っているということが分かれば良い。
これを続けると次第に、この人の言っていることは喜んでも良いかも知れないと思うようになる。
ここで大事なのはその子の数週間前との比較を伝えてあげること。そして、それに対して私が嬉しがっているということを伝え続けることです。
□反復
上記を行い解答までいきつけば類題問題を使い反復する。
□定着の確認 出来たら次の単元 できなかったら学びなおし
解答まで行きつけてから翌日以降に類題を行い定着を確認する。定着できていない場合は再度学びなおす。
話を聞かなくても自信がなくても上記を行うことで少しずつできるようになっていきます。そして、自信に繋がっていきます。
「 勉強ができるようになります。」(問題へのアプローチと弱点探し編)に続く
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