②子どもの思考も大人の思考も同じ (中学生補習・中学受験 ・そろばん向けの塾)
コロナ禍に入り塾生が減少したことを良い機会として説明を聞けない子等に色々話を聞いていくうちに
小中学生でもこと勉強に関して超ネガティブな子が思っていたよりも多いということがわかりました。
びっくりしたのは、低学年でもいるということです。
幼い時から 私の周りはよく物事を自分の良い風に考えられるな(良くいうとポジティブ)という人ばかりだったことや自身が勉強に対してポジティブ思考だったので気づけなかったのだと思います。
仕事が勉強になっただけで思考は大人とほぼ同じでした。
・点数を取る子は自分たちと比べて頭のできが違うから自分はできない。できないから聞いたらできると思うことができない。
・1回目でできないとまた、できなかったという劣等感をもってしまう。
でも、僕が知っている成績の良い子は
・自分たちは頭がいいとは思っていません。
・1回目ができなくても説明を聞けば近日中にできるようになると思っています。
これらから勉強にネガティブな子は褒めても喜ばないのかも腹落ちしました。
成績の良い子は、失敗し続けたことができてそれを褒めると笑顔になります。
一方で、劣等感を持っているとできなかったことができて褒めても笑顔になりません。
理由は、皆はできていることだから喜ぶことでもないと思っているからみたいです。
(ここはよく分からないのですが大人からそういわれたことを受け入れているみたいです。)
ここで想像して欲しいと思います。
(ゴルフ知らない人すみません。知っている方に聞いてみてください。)
ゴルフの全コースがすべてパー1だったらゴルフは面白いでしょうか。
1打席目でホールに入れないといけないスポーツだったらです。
勿論、ホールインワンで感激することもできなくなります。
恐らく、ゴルフ人口は0に近くなるのではと思います。
結構な割合で子供達は、学習の習得を1回で飲み込まないといけないと思っています。
とくに、勉強を得意としていない場合は100%そうだといっても過言ではありません。
勉強以外でピアノには自信がある。サッカーには自信がある。日ごろ前向きであっても
こと勉強のことについてはネガティブに考える子が沢山います。
この根本のことは「勉強に自信があるかないか」そして、効率的な学習方法を取り入れているかそして、感覚ではなく自分をコントロールして再現することができるだけであり決して頭が良いとかではないと思っています。
前述の通り点数を取る子は
1回で吸収できなくてもいつかはできるから大丈夫と思っています。
だから、人の説明もよく聞きますし解説もよく読みそして吸収するまでチャレンジします。
そして、できたときに達成感を抱き成功体験にするので自信がつきます。
一方で、点数を取りにくい子は
1回目で吸収ができないと、また、吸収できなかったやっぱり難しいという思考が走ります。
だから、説明を聞いても無理、解説を読んでも無理と諦め吸収することを放棄したり、本来なら2回目で吸収できることを5回目とかで吸収したりすることになります。
そして、失敗経験として認識するので勉強のことで自信がなくなります。
下手すると勉強時間を増やせば増やすほど、逆効果になるといえると思います。
では、次回はなぜ点数が取りにくい子はそういう思考になるかということを記載させて頂きます。
次回 「自分で作り上げた天才像に苦しめられる」に続く
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