なぜ、当塾が教科の中にそろばんを入れているかについてです。
なぜ、教科の中にそろばんを入れているかについてです。
そろばんをコースに入れている学習塾は一定数あります。
でも、ここの塾の目的は他の学習塾は異なると思います。
確かにそろばんは計算が早くなります。
私自身もそのあたりは役に立ったとは思います。
でもですね。
そろばんで上達するのに使う時間を単純に計算の学習に変えたらどうなのか。
私は、同じくらいに計算は早くなると思っています。
でも、それよりもメリットが沢山あります。
私はそろばんは学習の仕方がぎゅっと詰まったものだと考えています。
それにそろばんのやり方を知らない保護者様が沢山いるので、将来お子さんが受験を体験するときにやきもきしながらも子供を信じてあげて待つという経験もできます。
例えば、級が上がる度に新しい技術を学ぶ点も、新しい単元の最初はじっくり学ぶます。
ここで良いのはそろばんはその技術を教科書のように図解したものがないので話を聞かなないと分からない点です。
だから、話を聞こうとするのに聞く力が養われます。
背景には、そろばんのやり方を知らない保護者が多いので家に帰っても教えてもらえないので説明を聞くしかない環境があることが挙げられます。
そして、じっくり聞いて学んだことが慣れてくると次には、時間を計り合格点になるまで繰り返す訓練を経験できます。
通常のそろばん塾では時間制限内に全部の問題を解けることを意識させますが、ここの塾ではそんなことはしません。
それは、将来の受験や定期テストで良い点を取れるようにするためです。
例えば見取りが70点で合格なら10問できて7問正解を狙うより7問できて70点を大事にします。
これは、正解率を重視した考え方です。
今後、最難関校を受験するにしても満点でないと合格しない学校なんてありません。
それよりも、分っている問題で必ず点を取るということが大事になってきます。
でも、10問あるから10問やって7問正解していたら良いという学び方は、分らないところも兎に角書こう的なことになり、幼い時からそれをしてしまうと終いには答えを書くことに満足するので、分らない箇所を学びなおそうなんて思わなくなっていきます。
そうなると点数は取れません。
実際、3級以上の上級を合格していく子は、下級(4級以下)で全問できなくても正解率の高さから合格してきた子ばかりです。
あと、昔のようにそろばんだけできる時間があれば良いですが、現代の子にはありません。
結局は、全問埋める訓練より、合格点に達する慎重さからの正解率の高さのほうが受験や定期テストでは役にたつと思います。
もう一点あげるなら検定試験があることもメリットがあります。
ここでは、いくつかあるメリットのうちの2つを取り上げます。
①保護者の頑張ってという言葉が足を引っ張ることがわかる。
②緊張する性格がどうかがわかる。
①よく入試で大逆転という言葉は聞いてもまさかの不合格って聞くことが少なくありませんか。
でも、実際います。殆どが緊張から力が出すことができなかったためです。
それに拍車をかけたのが「がんばろう」です。
「がんばろう」で頑張れる子はわずかです。
②頑張ろうといわれなくても緊張して実力を出せない子が沢山います。その性格が検定試験でわかります。
そうだとわかると対策はいくらでもあります。
でも、それを知らないと将来の大事な試験で実力が出せないことが生じます。
もっと、そろばんには良いことがありますが、長文になったので今回はこれで失礼いたします。
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